tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

KOBUKURO LIVE TOUR 2023 ENVELOP @大阪城ホール (10/4)

*ネタバレ満載ライブレポです

ツアートラック


大阪城ホールで行われたコブクロのライブに参加してきました。
今年のツアーは2度目の参戦。
1度目は7月、フェニーチェ堺というホールでの公演だったので、今回のアリーナとは規模が全然違う。
――のですが、実は今回チケットを取れたのが注釈付き指定席で、これがステージ真横のお席でした。
スタンドですが9列目だったので正直なところフェニーチェ堺の時よりも断然ステージは近かったです。
メンバーが花道に来てくれた時などは本当に近くて、手を振ってアピールするのに忙しいという幸せな状況でした。
音響の方も音のバランスはよくはありませんでしたが (終演後左耳だけが痛かった)、ボーカルがはっきりしていて歌詞が聞き取りやすく感じました。


会場規模も変わるし、セットリストにも変更があるかなぁと思っていたのですが、こちらはまったく変更なし。
前回のライブから3か月近く経ってセトリは適度に忘れてはいましたが、前回よりは流れがわかっている分じっくり曲に集中できました。
オープニングメロディーが「Starting Line」のサビの旋律を奏でるところはやはりテンションが上がりますね。
派手な演出はなく自然に1曲目に入っていくのがすごく好きです。
「両忘」で早速黒田さんが花道に来てくれて、しばらく私の席の真下で歌ってくれたのですが、「見上げる 瞳にも晴天を」の歌詞の後、本当にこちらを見上げたものだからドキドキしてしまいました。
いやもうこの席最高!と心の中でガッツポーズ。
ちなみにちょうど左側にはディスプレイがあってライブ映像とともに歌詞が表示されていたので、音源を持っていない「Soul to Soul」も歌詞を確かめながらじっくり味わうことができました。
おかげでちょっとこの曲にハマりそうになっています。
今さらながら音源買おうかな。


バンドメンバー紹介ではヴィオラのともちゃんの紹介がとばされるというドッキリ (?) からのお誕生日祝いもあって、会場がおめでたいムードに包まれました。
実は私、ともちゃんのお誕生日ライブ2回目なんですよね。
なんだかもしかしてともちゃんとは縁があるのかもしれない。
今回は誕生日を忘れていてこの日のチケットを取ったのは完全なる偶然でしたが、次また誕生日にライブがあったら狙ってみようかなと思ってしまいます。
私も「ともちゃん」なので、小渕さんと黒田さんの「ともちゃん」連呼おいしすぎる!という不純な動機なのですが……いやいや、ちゃんと誕生日お祝いしますよ、もちろん。


「大樹の影」「蕾」「DOOR」「エンベロープ」の黒田さん歌いっぱなしコーナーは相変わらずの圧巻ぶり。
「蕾」は今回も黒田さんが小渕さんパートも全部歌っていましたが、もうそれがデフォルトだったのでは?と思えてきてしまうほどのどっしりとした安定感がありました。
小渕さんパートはひたすら優しく、黒田さんパートは力強くと緩急をつけた歌いわけも完璧で、もしかしたら今まで何度も聴いてきた中でも最高の「蕾」だったかもしれません。
もともと「蕾」は黒田さんの感情の入れっぷりがすごくて、それが大好きなのですが、このツアーでは小渕さんの分まで歌っているからか、さらに強い気持ちが歌に乗っているようでした。
次の曲「DOOR」はライブアンケートにも毎回「お目当ての曲」として回答しているくらい大好きな曲なのですが、「蕾」がすごすぎてなんだかちょっと印象が薄れてしまったくらいです。
もちろん「DOOR」もよかったし、また小渕さんにも「蕾」を歌ってほしいと願っているのですが、今回はとにかく黒田さんの「蕾」がすごかった。
聴き慣れたはずの曲でも、また新しい感動をもらえる。
さすがプロの歌い手の力だな――と圧倒されました。


ロングMCは小渕さんがスタイリストの大村さんと一緒にサザンの茅ヶ崎ライブに行った話で、鼻歌レベルではあってもいくつかサザンの曲を聴けたのはラッキーでした。
また、会員サイト限定販売のDVD「KOBUKUROAD 7」の予約受付中ですよーという告知があったのですが、これが稀に見るグダグダっぷり。
花道の先端に座ってお客さんと会話する黒田さんが
「前回の『KOBUKUROAD 6』は買いました?え?買ってない?6はなんやったっけ…『NOCTURNE』か、あああれイマイチでしたもんね」
などと言うので
「お前売る気あるんか!」
と怒った小渕さんも黒田さんの隣にやってきて、告知用のメモをステージ上に置いてきてしまったので詳細がわからなくなりなぜかお客さんに
「発売日いつやっけ?」
と聞く始末。
結局「詳しくはウェブで!」で締めるという、わざわざステージ上で告知する意味はあったのかよくわからない告知コーナーになっていました。
でもふたり並んで花道の先端に腰かけて会話する姿は、仲良しの小学生2人組が放課後におしゃべりしているみたいで妙にかわいかったです。


おそらく「Moon Light Party!!」の時だったかと思いますが、風船の演出は、ホールでの巨大風船が割れると中から普通サイズの風船がいっぱい出てくるというものから、天井に吊り下げられた袋から普通サイズの紅白の風船が大量にアリーナ席に降ってくるというものに変わっていました。
個人的には天井から降ってくる方が好きかな。
巨大風船はいつの間に登場したのかよくわからなかった一方、天井から一斉に降ってくる風船はスタンド席から見ていても驚きもありきれいな光景でした。
メドレーはやっぱり楽しかったの一言です。
でも「WINDING ROAD」は一度フルでも聴いてみたいかな。
今後のライブに期待です。


アンコールで再登場した小渕さんが指笛で「ココロの羽」を吹いてくれたので、みんなで歌えたのはうれしかったです。
この曲は観客がみんなで手をつなぐというのがお約束なんですが、まだまだ感染症が気になるご時世、もうしばらくはライブのセトリに入ってくることはないと思うのですよね。
だからこその指笛での演奏だったのかなと、小渕さんの気遣いが心に沁みました。
その後の「LIFE GOES ON」は小渕さんの「活動休止の後、黒田が歌い手としての自分に向き合って書いた曲です」という曲説に、そういえば黒田さんは活動再開後の最初のツアーでは歌手を辞める気でいたんだよなというのを思い出して、でも今は本当に心の底から「"SING" goes on」と歌っているだろうなというのが感じられて、なかなかに感涙ものでした。
最後の「桜」はさすがに1万人近くで合唱すると迫力が違いますね。
広い会場でも十分に一体感が感じられ、満足のうちに終演となりました。


私にとっての今年のツアーはこれで終了ですが、コブクロの結成25周年アニバーサリーイヤーはまだ続きます。
来年には東阪ライブも決まっていますし、オリジナルアルバムも出ますし、アルバムが出るということはその先にはツアーもまたあるでしょう。
この先を楽しみに、また1日1日頑張っていこうと思います。
今年も良いライブをありがとうございました!!


*セットリスト*
01. Starting Line
02. 君という名の翼
03. Soul to Soul
MC
04. 両忘
05. 雨粒と花火
MC
06. Star Song
07. 大樹の影
MC
08. 蕾
09. DOOR
10. エンベロープ
MC
11. Moon Light Party!!
12. メドレー
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  サイ (レ) ン
  風の中を
  tOKi meki
  白雪
  WINDING ROAD
  サヨナラHERO
  memory
  神風
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EN01. LIFE GOES ON
EN02. 桜


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