tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

2024-01-01から1年間の記事一覧

KOBUKURO FANSITE EXCLUSIVE LIVE 2024 "ALL SEASONS" @大阪城ホール (4/8)

今年初のライブ参加はコブクロのファンサイト会員限定ライブ。 近年はいつも春にライブをやってくれるのですが、今年は4月なのでちょうど桜の時期に重なってよかったですね。 とはいえライブ当日は花散らしの雨で少々残念でしたが、大阪城ホールの前景を満開…

『1(ONE)』加納朋子

1(ONE) (創元クライム・クラブ)作者:加納 朋子東京創元社Amazon 大学生の玲奈は、全てを忘れて打ち込めるようなことも、抜きんでて得意なことも、友達さえも持っていないことを寂しく思っていた。そんな折、仔犬を飼い始めたことで憂鬱な日常が一変する。ゼ…

2024年4月の注目文庫化情報

4/3:『白鳥とコウモリ (上)(下)』 東野圭吾 (幻冬舎文庫) 4/10:『つまらない住宅地のすべての家』 津村記久子 (双葉文庫) 4/10:『めぐりんと私。』 大崎梢 (創元推理文庫) 4/12:『みとりねこ』 有川ひろ (講談社文庫) 4/19:『ハロー・グッドバイ 東京バ…

『雷神』道尾秀介

雷神 (新潮文庫 み 40-23)作者:道尾 秀介新潮社Amazon あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘の夕見から遠出の提案を受ける。新潟県羽田上村――幸人と姉・亜沙実…

『朱色の化身』塩田武士

朱色の化身 (講談社文庫)作者:塩田 武士講談社Amazon 昭和31年、4月。福井・芦原温泉を大火が襲う。 「関西の奥座敷」として賑わった街は、300棟以上が焼失した。 60年後、東京。元新聞記者のライター・大路亨は、失踪した謎の女・辻珠緒の行方を追ううちに…

『喜べ、幸いなる魂よ』佐藤亜紀

喜べ、幸いなる魂よ (角川文庫)作者:佐藤 亜紀KADOKAWAAmazon 【第74回読売文学賞(小説賞)受賞作】18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選…

2024年3月の注目文庫化情報

3/19:『燕は戻ってこない』 桐野夏生 (集英社文庫) 3/23:『ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~』 三上延 (メディアワークス文庫) 3月は春めいてきて心浮き立つ季節でもあり、別れが多くもの寂しい季節でもあり、というちょっと複雑な気…

『悪の芽』貫井徳郎

悪の芽 (角川文庫)作者:貫井 徳郎KADOKAWAAmazon 大手銀行に勤める41歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。40人近くを襲ってその場で焼身自殺した男が、小学校時代の同級生だったのだ。あの頃、俺はあいつに取り返しのつかない過ちを犯…

『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう

滅びの前のシャングリラ (中公文庫 な 81-1)作者:凪良 ゆう中央公論新社Amazon 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でい…

『犬がいた季節』伊吹有喜

犬がいた季節 (双葉文庫 い 64-01)作者:伊吹 有喜双葉社Amazon 1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。 初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと…

2024年2月の注目文庫化情報

2/6:『灰の劇場』 恩田陸 (河出文庫) 2/15:『朱色の化身』 塩田武士 (講談社文庫) 2/28:『希望のゆくえ』 寺地はるな (新潮文庫) 2/28:『雷神』 道尾秀介 (新潮文庫) 春が待ち遠しい寒さが続きます。 なぜか最近ちょっとバタバタ気味ですが、読書の時間…

『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ / 友廣純 (訳)

ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)作者:ディーリア・オーエンズ早川書房Amazon ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生き…

『その扉をたたく音』瀬尾まいこ

その扉をたたく音 (集英社文庫)作者:瀬尾 まいこ集英社Amazon ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、余興の時間にギターの弾き語りをするために訪れた老人ホーム・そよかぜ荘で、神がかったサックスの音…

『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』青柳碧人

むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 (双葉文庫 あ 66-04)作者:青柳 碧人双葉社Amazon 日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! ベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。 今回、もととなった昔…

『invert 城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼

invert 城塚翡翠倒叙集 (講談社文庫)作者:相沢 沙呼講談社Amazon 完璧な犯行計画による殺人。用意された鉄壁のアリバイ。事件は事故として、他殺は自殺として処理される、はずだった。霊感によって視えないものを視る美しい娘、城塚翡翠が現れるまでは。 ミ…

2024年1月の注目文庫化情報

1/10:『犬がいた季節』 伊吹有喜 (双葉文庫) 1/16:『バスクル新宿』 大崎梢 (講談社文庫) 1/23:『喜べ、幸いなる魂よ』 佐藤亜紀 (角川文庫) 1/23:『悪の芽』 貫井徳郎 (角川文庫) 1/23:『滅びの前のシャングリラ』 凪良ゆう (中公文庫) 1/29:『アンソ…