tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『スケルトン・キー』道尾秀介

スケルトン・キー (角川文庫)作者:道尾 秀介KADOKAWAAmazon 19歳の坂木錠也(さかき じょうや)は、ある雑誌の追跡潜入調査を手伝っている。 危険な仕事ばかりだが、生まれつき恐怖という感情が欠如した錠也にとっては天職のようなものだ。 天涯孤独の身の上で…

『本と鍵の季節』米澤穂信

本と鍵の季節 (集英社文庫)作者:米澤 穂信集英社Amazon 堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく…

『東京ホロウアウト』福田和代

東京ホロウアウト (創元推理文庫 M ふ)作者:福田 和代東京創元社Amazon 夏季オリンピック開催間近の東京で、新聞社に「開会式の日、都内を走るトラックの荷台で青酸ガスを発生させる」という予告電話がかかってきたのが、すべての始まりだった。直後、配送ト…

2021年8月の注目文庫化情報

8/3:『夏物語』 川上未映子 (文春文庫) 8/5:『いつかの岸辺に跳ねていく』 加納朋子 (幻冬舎文庫) 8/5:『未来』 湊かなえ (双葉文庫) 8/10:『店長がバカすぎて』 早見和真 (ハルキ文庫) 8/30:『トリニティ』 窪美澄 (新潮文庫) 8/31:『リバーサイド・…