tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『騙し絵の牙』塩田武士

騙し絵の牙 (角川文庫)作者:塩田 武士出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/11/21メディア: 文庫 出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。ある夜、上司から廃刊の可能性…

『遠い唇』北村薫

遠い唇 (角川文庫)作者:北村 薫出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/11/21メディア: 文庫 小さな謎は大切なことへの道しるべ。解いてみると一筋縄ではいかない人の心が照らし出される。学生時代に届いた想い出の葉書には、姉のように慕っていた先輩が遺し…

『宮辻薬東宮』

宮辻薬東宮 (講談社文庫)作者:宮部 みゆき,辻村 深月,薬丸 岳,東山 彰良,宮内 悠介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/11/14メディア: 文庫 宮部みゆきさんの書き下ろし短編「人・で・なし」を読んだ辻村深月さんが「ママ・はは」を書き下ろし、その辻村さ…

2020年2月の注目文庫化情報

2/5:『美女と竹林のアンソロジー』 森見登美彦ほか (光文社文庫) 2/5:『ファーストラヴ』 島本理生 (文春文庫) 2/14:『伴走者』 浅生鴨 (講談社文庫) 2/21:『AX』 伊坂幸太郎 (角川文庫) 2月です。 外は寒いし、新型コロナウイルスやらインフルエンザや…

『壁の男』貫井徳郎

壁の男 (文春文庫)作者:貫井 徳郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/11/07メディア: 文庫 北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。決して上手いとは言えないものの、その色彩の鮮やかさと力強さが訴えかけてくる。 …