tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう

滅びの前のシャングリラ (中公文庫 な 81-1)作者:凪良 ゆう中央公論新社Amazon 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でい…

『犬がいた季節』伊吹有喜

犬がいた季節 (双葉文庫 い 64-01)作者:伊吹 有喜双葉社Amazon 1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。 初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと…

2024年2月の注目文庫化情報

2/6:『灰の劇場』 恩田陸 (河出文庫) 2/15:『朱色の化身』 塩田武士 (講談社文庫) 2/28:『希望のゆくえ』 寺地はるな (新潮文庫) 2/28:『雷神』 道尾秀介 (新潮文庫) 春が待ち遠しい寒さが続きます。 なぜか最近ちょっとバタバタ気味ですが、読書の時間…

『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ / 友廣純 (訳)

ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)作者:ディーリア・オーエンズ早川書房Amazon ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生き…