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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

KOBUKURO LIVE TOUR 2015 "奇跡" @大阪城ホール(8/19)

*演奏曲、ステージ、演出に関するネタバレを含みます。


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↑ツアトラ車体に描かれたサイン♪


京セラドームの公演に続き、大阪城ホール1日目の公演に参加しました。
7月の京セラ公演からはちょうど1ヶ月空いていて、その間に出演する予定だった万博公園でのフェス「MEET THE WORLD BEAT」はコブクロの出番直前にまさかの雷雨により中止(昨年は台風上陸でやっぱり中止…)。
歌えなかった悔しさと鬱憤が溜まった状態ではあるものの、結果的に休養が取れてツアーの疲れは解消し、元気いっぱいのふたり。
しかも会場はコブクロ自ら「聖地」と呼ぶ大阪城ホール
これだけの条件が揃ったライブがすごいものにならないわけがありません。


開演してしばらくは、ふたりとも1ヶ月ぶりのツアー再開で緊張があったのか、歌もMCもなんとなくぎこちない感じがしました。
けれどもヘアメイク担当のアキちゃん(中村章浩さん)の誕生日祝いをやって緊張が取れたのか、その後の「今、咲き誇る花たちよ」からふたりとも少しずつ声が伸び始めました。
「願いの詩」ではふたりの息がぴったり合い、絶妙のバランスでユニゾンを響かせ、「信呼吸」では小渕さんの声量が一気に増して歌声もクリアに。
黒田さんはライブ中の「スイッチが入る瞬間」が分かりやすい人だと思うのですが、今回は「水面の蝶」で完全にスイッチが入りました。
低音が力強く響いて、何度ゾクリと身体が震えたか。
またこの曲は照明も曲のイメージにぴったりで素晴らしいのです。
光の演出が黒田さんの力強い歌声にシンクロし、歌詞にあるように「情熱の波紋」がステージから客席に向かって広がっていくのが見えるようでした。
円形のセンターステージという構成が、曲のイメージにも合うとはうれしい驚きでした。
次の「Twilight」は、ステージが回転して私の席の反対方向に正面が行った時に見えた、ふたりの背中にグッと来てしまいました。
ビジョンには黄昏時の空の写真、その下に全力で歌うコブクロの後ろ姿。
この光景が、歌の内容にぴったりな感じがして。
これもセンターステージの威力ですね。


MCを挟んでの「遠くで・・」は小渕さんのお母さんのことを歌った曲で、当事者の小渕さんが感情をめいっぱい込めた歌を聴かせてくれるのはいつものことなのですが、この日は黒田さんも負けず劣らず感情があふれ出しているように感じて、何かあったのかと思ってしまうくらいでした。
この曲のクライマックスの、一粒の光がゆっくりと上へ上っていく演出はずるい……。
小渕さんの最後のギターの響きが完全に消えるまで、拍手がまったく起こらなかったことにも感動しました。
次の「桜」では、身じろぎすることすらためらわれるほどの静寂の中、マイクオフでふたりの生声だけが会場中に響き渡りました。
そして「DOOR」。
照明も桜の花びらをイメージした淡いピンクから、情熱的な赤へ変化し、「静」から一気に「動」へ。
この曲はもう黒田さんの独擅場です。
優しい歌い出しから、サビに向かって高まっていき、「行くしかないだろう!!」で爆発するあの緩急のつけ方は、何度聴いてもゾクゾクします。
この曲は小渕さんのコーラスもかっこいいし、バンドの演奏も力強いのですが、他も見ようと思っても、どうしても黒田さんから目が離せませんでした。
昨年のツアーパンフレットで、黒田さんがインタビューで「(聴く人を)ボーカルの力でねじ伏せたい」と言っているのですが、まさにねじ伏せられたと感じる圧巻の歌声でした。
去年の「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」でも圧倒されましたが、この日の「DOOR」はそれを軽く超えていきました。
こんな素晴らしい歌を聴かされたら、こちらは精一杯の拍手をお返しするしかない。
会場全体、みんな同じ気持ちだったのでしょう、万雷の拍手はいつまでも鳴り止まず、小渕さんが目を赤くしながら「気持ちが届きましたか」と言ってくれました。
届いたどころではなく、身体の奥の奥にまで入り込んで、永遠に消えない気がします。


コブクロ作詞、布袋寅泰さん作曲の新曲「NO PAIN, NO GAIN」はラストのふたりのかけ合いがかっこいい。
布袋さんが作ったメロディーは、コブクロをイメージしていながらやっぱりコブクロが作るメロディーとは構成も何もかも違っていて新鮮で、早く音源化してほしいものです。
THE BOOMのカバー「風になりたい」は、シークレットゲストに宮沢和史さんが登場しダンサー集団までついていた京セラでの賑やかなパフォーマンスとはずいぶん雰囲気が違って、どこかしっとりとした大人のムードも漂っていました。
「42.195km」では、ビジョンに小渕さんによる撮り下ろしマラソンムービーが流れます。
大阪城ホールバージョンでは御堂筋を走って、途中で甲賀流のたこ焼きを頬張ったり、三角公園でアイスドッグを買ったりと、食い倒れの街らしくおいしそうなムービーでした。
ちなみにこの曲の最後には小渕さんが会場全体をマラソンコースに見立てて走るのですが、ゴール地点に先回りしていた黒田さんがゴールテープを切ってしまい、小渕さんが2位になって悔しがるというオチがついていました(笑)


本編が終了し、アンコールに登場した小渕さんの指笛は「どんな空でも」。
もちろんみんなで大合唱しました。
今年の2月にお父さんが亡くなった時に小渕さんが感じたことを歌った新曲「星が綺麗な夜でした」は、ビジョンに出る歌詞が小渕さんの手書きというのがいいですね。
ただ、3回聴いたのにほとんどメロディーを覚えられなかったので、これもやはり早く音源化を!
最後は「ココロの羽」で会場がひとつにつながりました。
隣の席になっただけの見知らぬ人と手をつないで、曲が終わるとそこここから「ありがとうございました」と声をかけ合うのが聞こえるのは、コブクロのライブならではで心が温かくなります。


こうして、今年も私のコブクロツアー参戦は終わりました。
聖地・大阪城ホールの公演は、同じ大阪なのに京セラドーム公演とはまるで別物のように感じました。
これだからコブクロのライブは何公演も参加する人が多いのだと思います。
今年も最高の演奏、最高の歌声、最高のセットリスト、最高のMCをありがとうございました!!




☆おまけのMCレポ☆


【大人の事情I】
MEET THE WORLD BEATが中止になったことがよほど悔しかったらしく、何度も話題にするふたり。
黒田さん(以下「クロ」):あんまりライブの日が雨やと(この日は小雨でした)もうMEET THE WORLD BEAT呼んでもらわれへんかもしれんな。
小渕さん(以下「コブ」):まさか2年連続中止とはね~。次の日ヤフーニュースのトップに「コブクロ不運」って出ててびっくりしたよ。黒田がなんか事故ったんかと思った!
クロ:俺は小渕の身長がバレたんかと思った。
コブ:なんでやねん!169センチ(あれ?伸びた…?)や!靴も入れたら170センチ超えてるで~♪
クロ:MEET THE WORLD BEAT、来年も出ます!
コブ:3度目の正直でね!!
クロ:こんだけ言ってて来年出てなかったらなんか大人の事情があったんやな~って思っといてな。気持ちだけではどうにもならんことが世の中にはありますからね。


【誕生日の悪魔】
8/18はヘアメイクのアキちゃんの41歳の誕生日とのことで、サプライズでお祝い。
HAPPY BIRTHDAYを歌って、似顔絵ケーキのろうそくを吹き消して……それだけでは終わらないのがコブクロ
ファンからの差し入れ?で背番号41のタイガースユニフォームを着せられたアキちゃん。
さらに、ふたりから誕生日プレゼントがあると。
コブ:アキちゃんにも青春時代によく聴いた思い出の音楽がありますよね?
クロ:(小声で)ブルーハーツ
コブ:何聴いてました?
クロ:(小声で)ブルーハーツ
アキちゃん:……ブルーハーツ
マイクと歌詞カードを無理やり渡され、嫌がるアキちゃん。
アキちゃん:歌はダメだって!!
クロ:栄光に向かって走りたいでしょ!?僕らができるプレゼントって歌しかないんですって!
なら自分が歌えという話ですが(笑)、アキちゃんが歌って、コブクロがコーラス、バンドが演奏というある意味豪華な「TRAIN-TRAIN」でした。
しかもその後、黒田さんに顔面をケーキに突っ込まされたアキちゃん……もはやプレゼントではなく罰ゲーム(^^;)
クロ:実は顔面ケーキ、ライブ前に楽屋でやって、これ2回目なんですよ。そんで2日前には日本一辛い一味を入れたビールを一気飲みさせたった!
コブ:お前悪魔やな……。俺絶対お前とは誕生日過ごしたくない。
ちなみに、ライブ後にはまさかの3回目の顔面ケーキが行われた模様……。


【名曲が誕生……しません】
「DOOR」の演奏後。
コブ:ライブ前にボーっとしてたら、いろんな想いが心に浮かんできて、あっ、歌にできるかもって思ったんです。黒田と出会って、路上で歌い出して、でも全然自信はなくて、不安で、細くて頼りない枝を伸ばし始めたんですけど、ここまで来れたのはこの大阪にしっかりした根っこを張れたからなんですよね。ファンのみんなが根っこになってくれたから。今日のことはいつか必ず歌にします。大阪は僕に歌を作らせてくれる街なんです。本当にありがとう!!
この話、感動しすぎてあまり正確には覚えていないのですが、こんな感じでした。
もちろん会場は拍手喝采。
クロ:僕は今日のことを……歌にしません。
会場は一転して大爆笑。
クロ:僕はこの気持ちを……歌にできません。
コブ:それ面白い!!続けて続けて!
クロ:大阪の街は僕に歌を……作らせてくれません。
クロ:ボーっとしてたら……ボーっとしただけでした。
クロ:なんででしょう……。

笑いすぎて涙をぬぐう人続出でした。
いつかできるだろう小渕さんの新曲が楽しみです。


【大人の事情II】
MEET THE WORLD BEAT会場に堺市長が来ていて、ご挨拶したという黒田さん。
コブ:何、お前堺市長狙ってんの!?
クロ:俺が堺市長って、堺市民が許しませんよ。
客席の堺市民?から「そんなことないよ~」という声が。
クロ:そんなこと言うといて、実際は清水健(注:読売テレビアナウンサー。前回の堺市長選に出馬するという噂があった)に投票するんやろ!?
クロ:清水君とは小中一緒で、中学の時は塾も一緒だったんですよ。清水君は頭いいからうちの学区で一番いい高校に行ったんですけどね。塾って生徒の合格高校名を広告に出したりするでしょ。清水君の高校はちゃんと出てたけど俺はなんとか行けるとこ探してやっとこさ合格した学校で、どこにも名前載ってない。なんでやねん!って思ったけど、まあ塾にも事情がありますからね。大人になったら分かりました。


【超豪華パーティー】
クロ:こないだNIGOさん(注:コブクロのALL SINGLES BEST 2のジャケットデザインを担当したデザイナーさん)の25周年パーティーに招待されて行ってきたんですよ。でもパーティーって何着ていったらいいの!?って思って、今日と同じカッコ(白Tシャツにジーンズ)に靴だけ違うの履いて行ったら、テゴマスの増田くんに「黒田さんかっこいいですね」って言われた♪
クロ:会場入ったら誰がいたと思います?ファレル・ウィリアムスですよ!去年「Happy」が世界で一番売れたアーティストですよ!!

ここでワンフレーズだけ「Happy」を歌ってくれました♪
クロ:俺はああいう場では絶対歌わないんですけど、ファレル見てこれからは歌おうと思いました。
コブ:おっ、えらい!
クロ:それでバーッとステージ上がってファレルの横で踊りだしたん誰やと思います?水原希子さんですよ!
その後ファレルとNIGOさんと一緒に3ショットを撮った黒田さん。
その写真をビジョンに映して見せてくれましたが……
クロ:俺だけピースしててめっちゃかっこ悪い!!失敗した~~~!
その後、アンコール時にはこんなことも言っていました。
クロ:NIGOさん、名前と写真まで出したのにあんまりウケへんかった、ごめん!!よし、明日もあの話するぞ。
コブ:ええ~?もうええやん。
クロ:俺は絶対この話で笑いを取りたいねん。


【日本一】
最後の曲の後奏をバックにメンバー紹介。
コブ:日本一大きいボーカルの名前は~?
観客:黒田俊介~!
クロ:日本一小さいギターの名前は?
観客:小渕健太郎~(笑)
小渕さん、ギターを弾くのをやめて黒田さんに詰め寄り猛抗議。
クロ:なんで途中で演奏やめるねん!あとマイク通さな聞こえへんで!




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