tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour @大阪城ホール(5/29)

☆ネタバレ満載のライブ感想です






5/29に大阪城ホールで行われたミスチルのライブに参加してきました!
すでに昨年の京セラドームでの公演に参加しており、セットリストや演出はかぶっているところが多かったのですが、やはり会場の違いは大きかったです。
1曲目の「過去と未来と交信する男」では、歌詞の内容に合わせて桜井さんが魔術師のようなフードつきのローブを着て、水晶玉(に見立てたオブジェ)の前で歌うという印象的な演出がされているのですが、ドーム公演の時は私の席からだとちょっと見えにくかったのです。
それが今回、会場がドームに比べるとだいぶ小さいので、細部まで様子がよく分かりました。
音響もドームよりもかなりよかったし、ビジョンでの映像演出やステージ上でのメンバーの動きもよく見えて、ドームの時に分かりにくかった部分が補完されるような形でライブを楽しむことができました。
ただ、会場が小さいが故の弊害?もあって、「Surrender」の時のオレンジのスポットライトが直撃だったのは眩しくて見えにくくてつらかった…。
好きな曲だし、真っ暗な中にオレンジ一色で桜井さんを浮かび上がらせるかっこいい雰囲気はよかったのですが、座席位置がちょっと不運だったなぁ。


それにしても、ミスチルのライブはいつもパワフルでかっこいいなぁと改めて思いました。
会場全体にみなぎるパワーがすごいです。
全力で手拍子して、こぶしを突き上げて、腕を振って、拍手して。
周りがみんなそうだから、自分だけやらないなどという選択肢はないのです。
自然と身体が動いてしまう。
おかげで次の日は身体のあちこちが痛かったです。
特に本編最後の「innocent world」「エソラ」「Marshmallow day」の3曲は最高でした。
盛り上がらないわけがない流れで、桜井さんのステップもお見事でした。
というか今回のライブは桜井さんのダンスというかステップが見所のひとつでしたね。
「LOVEはじめました」とか「NOT FOUND」とか、けっこう意外な曲でもノリノリで華麗な足さばきを見せてくれました。


MCでは梅雨入りしたということもあって、雨絡みの話がよかったです。
この日も天気予報では雨が降りそうな感じだったのですが、実際にはほとんど降らなかったんですよね。
でも桜井さん、平日の公演だし学校帰りや会社帰りの参加者が多くて、しかも雨降りとなると会場に来るのも結構大変だろうということで、大阪へ向かう新幹線の中でずっと「雨だったけどいいことあった♪」と思ってもらえるようなことが何かできないか?と考えていたのだそうです。
そして思いついたのが、雨にまつわる曲を歌うこと。
「雨」で始まる曲を検索してみたところ、最初に出てきた曲ということで、まずこの曲をギター弾き語りで歌ってくれました。
♪雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう~♪
「って、雪に変わっちゃって季節外れも甚だしい!」と自分自身にツッコむ桜井さんがお茶目でした。
そして、次に検索で出てきた曲は…
♪雨々ふれふれ もっとふれ♪
裏声で、まさかの八代亜紀さんのモノマネ!
これはかなりレアなものが聴けました。
なかなか似ていましたよ(笑)
そしてラストは、他人の曲じゃなくてやっぱり自分たちの曲の方がいいんじゃないか?ということで、この曲。
♪「あきらめよ」と諭す回路に 君がそっと侵入してきて♪
そう、今回のセットリストには入っていなかった「CANDY」です。
1番まるまる弾き語りしてくれました。
「梅雨の時期にぴったりの、ベタベタな『あめ』の曲をお送りしました」と言っていたのは、「あめ」の部分だけじゃなくて「ベタベタな」も飴のベタつきとベタな親父ギャグっていうのをかけてるんですよね、きっと。
結局この日は最後まで雨は降らないままでしたが、桜井さんの心遣いとサービス精神がとてもうれしかったです。
雨は降らないまでも、湿度が高くてうっとうしい気分が吹っ飛びました♪


他に印象的な曲としては、「hypnosis」がよかったなぁ。
もともと大好きな曲なんですが、ビジョンに映し出されるメンバー全員、真剣で精悍な顔をしていてとてもかっこよかったです。
そう、かっこよかったと言えば「擬態」のラスト(もしくは「fanfare」の冒頭?)で桜井さんが田原さん側へ体を向けた状態で、顔だけ客席正面に向けてキメ顔したときは、あまりのかっこよさにドキドキしました(笑)
もちろん女子たちの悲鳴が会場中に響き渡りましたよ。
自分が一番かっこよく見える表情をよく分かっているんでしょうね。
さすがです…。
「fanfare」の時の田原さんの満面の笑みも素敵でした。
JENは「イミテーションの木」の前の演出「イミテーションの窓」(窓に見立てた六角形のビジョンにさまざまな風景が映し出される)の時に、ビジョンの映像に合わせておぼれたり気絶したり、いろんなリアクションを取って笑わせてくれました。
ナカケーは…そうだ、私今回初めてナカケー側の席になったんでした。
今までずっとステージ正面か田原さん側だったのです。
でも、ナカケー側の席だとナカケーがよく見えたかというと…そうでもなく(笑)、いつも通りビジョンで見ていましたが、どちらかというと真剣な表情が映し出されることが多かったように思いました。
とにかく、全員素敵でした!


ちょっと残念だったのは、新曲の「REM」の配信開始当日だったのにもかかわらず、まったく言及がなかったことでしょうか。
まぁ今回のツアーとはちょっとコンセプトが違う曲ということもあるかなとは思いますが、告知くらいすればいいのに、商売っ気がないなぁ(笑)
でも、全体的には大満足のライブでした。
ドームの時にはなかった「花言葉」とか、好きな曲なので聴けてうれしかったです。
ライブは本当に楽しいのだけれど、終わると「ああ、終わってしまった…」と残念な気持ちにもなってしまうのが複雑ですね。
次のライブのお知らせを、首を長くして待ちたいと思います。
素晴らしいライブをありがとうございました!