tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

絢香 LIVE TOUR 2012 "The beginning" 〜はじまりのとき〜 @大阪城ホール

7/25に大阪城ホールで行われた絢香ちゃんのライブに参加してきました!
この日、大阪は天神祭だったのですが、お祭りに負けないくらい、大阪城ホールも熱く盛り上がりました♪


私にとって絢香ライブは初参戦。
まず圧倒されたのが、その豊かな声量と、全くぶれることのない圧巻の歌唱力でした。
今までテレビの音楽番組で見ていても、声量と歌唱力にはいつも感心させられていましたが、生で聴くとやはり迫力が違いました。
マイクオフアカペラができるほどの、豊かによく伸びる歌声は、ライブの終盤になっても全くかすれたり上ずったりすることもなく、最初から最後までずっと同じクオリティを保っていました。
しかもその声が頑張って張り上げているという感じではなく、とても楽に出しているような感じがするんですよね。
コブクロのライブに初めて参加した時もすごいなぁと思いましたが、正直、声量と安定感は絢香ちゃんの方が上回っているように感じました。
おそらく、今のJ-POP界ではトップクラスの声量と歌唱力なのではないでしょうか。
あの細身の身体のどこからあんな声が出てくるのかと、不思議になるくらいでした。
もちろん、2年間の活動休止によるブランクも全く感じられませんでした。
本当にすごかったです。


その一方で、MCはさすが大阪のおばちゃん予備軍(笑)、軽やかな話術で存分に笑わせてくれ、客席からの無遠慮なツッコミにもうまく対応していました。
個人的には大阪弁ネタが一番面白かったなぁ。
じゃんけんの時に大阪人は「い〜んじゃ〜んで、ほす」と言う、というネタには、やっぱり守口っ子だな〜とうれしくなりました(絢香ちゃんは大阪府守口市出身なのです)。
「いんじゃんほす」って言うのは大阪でもかなり一部の地域だけ(いわゆる「北河内」かな、寝屋川・枚方・門真・守口あたり)のはず。
私も「いんじゃんほす」で育ち(とはいえ小5までは京都で「じゃんけんぽん」でしたが…)、高校に入った時にこの掛け声が少数派だということを初めて知ってショックを受けた(笑)記憶があります。
それから、大阪人は数を数える時に「い〜ちぃに〜ぃさ〜んしぃ〜」とちょっと暗め(?)のメロディがついているという話。
これは以前テレビの「ケンミンショー」でやっていて、母と一緒に「え?大阪以外の人は歌わへんの?歌わんとどうやって数えんの?」という話をしたことを思い出しました。
こういう方言ネタ、ローカルネタが楽しめるのは、地元ライブならではですよね。


そして、バックバンドの演奏もとても素晴らしかったです。
以前に絢香ちゃんのアルバムの特典DVDで、バイオリンの土屋玲子さんがとても楽しそうに演奏されているのを見て、すごくかっこいいなと思ったのですが、生で見てもやっぱりかっこよかったです。
声は意外にかわいらしい感じでしたが…。
それから、お名前を忘れてしまったけれど、コーラスの女性が絢香ちゃんを上回る声量ですごかったです。
途中2回ほど絢香ちゃんの衣装替えがあったのですが(ライブ中に衣装替えをするアーティストは初めてだったので、私にはとても新鮮に感じました)、その間はバックバンドが存分に盛り上げてくれたので、中だるみすることもありませんでした。
主役が舞台から姿を消している間も場の雰囲気が変わらないというのはすごいことだし、音楽の力を実感させられました。


約3時間のライブ中、ずっと「音楽って楽しいな」と思わせてくれました。
コブクロの2人が「絢香姐さん」と呼ぶ理由が、本当の意味で理解できました。
アンコールの呼び込みでみんなで絢香×コブクロの「WINDING ROAD」をラララで合唱し、絢香ちゃんもそれに応えて歌いながら出てきてくれるという、コブクロファン的にうれしい場面もありました。
参加できてとてもよかったです。
絢香ちゃん、おかえりなさい。
帰ってきてくれて、本当にありがとう。