tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 2月号

う〜む、3月中に2月号のCDを全部聴き終えられるか微妙な状況…。
旅行やら飲み会やらで聴かない日が多かったのは痛い。
だんだん遅れてきてるなぁ。
ちょっとスピードアップしなきゃ。


さて、今月号のインタビューは、映画「プライドと偏見」のヒロイン役のキーラ・ナイトレイさん、「ホテル・ルワンダ」のドン・チードルさん、プリンス・エドワード島観光局スタッフのミランダ・トレメールさんでした。
まずはキーラ・ナイトレイさんですが…これがかなりの難物。
彼女の話す英語は、語尾のtの音が落ちる、典型的なイギリス英語なんですね。
しかももともとあまりはっきり発音しないタイプらしく、アクセントの部分以外はtだけに限らずかなり弱くてほとんど聞こえない…。
"Do what you want."と言っている部分があるのですが、これが何度聴いても「ワッ(what)」しか聞こえない(-_-;)
スクリプトが間違ってるんじゃないかと思うぐらい、音が拾えなくて何を言っているのかさっぱり分からないのです。
私はアメリカ英語に比べて圧倒的にイギリス英語を聴いた経験が少ないとは言え…ここまで聞き取れないとさすがに自信なくすなぁ。
これ、アメリカ人は問題なく聞き取れるのかしら??
アメリカ英語とイギリス英語は語彙なんかもかなり違うけど…。
次のドン・チードルさんの英語は彼女の英語に比べるとかなり聞き取りやすくてちょっと安心しました(^_^;)
でも今月のインタビューの中では最後のミランダ・トレメールさんのインタビューが一番印象的でした。
カナダのプリンス・エドワード島といえば、『赤毛のアン』の舞台として有名ですが、ミランダさんはこの島の観光局公式スタッフとして、アン役を演じているのです。
テキストに載っている彼女の写真も、元気で勢いのあるしゃべり方も、まさにアンのイメージそのままで、なんだかうれしくなってしまいました。
何を隠そう私も『赤毛のアン』を夢中で読んだ元少女(笑)の1人ですからね〜。
話の内容では、『赤毛のアン』の作者モンゴメリが「アン」を書いていた当時、女性作家に対する差別や偏見に苦しんでいたという話が印象に残りました。
優れた作品を書く作家でも、昔は女性であるがゆえに出版されなかったりということがあったんですね。
アンは同級生の男の子(ギルバート)と大学進学のための奨学金をめぐって成績を競い合い、最後には彼と結婚することになりますが、そうした男性と対等なアンの姿には、作者の「こうありたい」という希望が投影されているのかもしれません。
ミランダさんは今年大学院に進学し、福祉関係の道へ進むというこれまた現代的な、まさにアンのイメージにふさわしい女性でした。
プリンス・エドワード島にはぜひ一度行ってみたいです。