tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

「虹」コブクロ

虹(初回限定盤)

虹(初回限定盤)


【収録曲】
1. 虹
2. Summer rain
3. ルルル
4. 虹 (Instrumental)
5. Summer rain (Instrumental)
6. ルルル (Instrumental)

ミスチルライブがいよいよ来週に迫り、チケットも届いてテンションアップ…のはずが、いまいち完全にミスチルモードに入りきれない私。
その原因はやっぱりこの2人組。
新曲がリリースされました!
コブクロはリリースペースがゆっくりめなので、新曲が出るといつも「待望の!!」って感じでテンションが否応なく上がるんだよねぇ(^_^;)
今回も3曲入りマキシシングルですが、いつもは先にライブで発表してからレコーディングという順序であるのを覆して、全曲完全新曲でちょっと豪華な感じです。


1曲目の「虹」はJALとのコラボレーションソング。
春の出発の季節にふさわしい、キラキラした爽やかなアップテンポです。
「君という名の翼」もそうだけど、コブクロの爽やかアップテンポは大好きです。
虹は希望の象徴という感じがするけれど、「夢」のメタファーに使ったところに小渕さんらしい工夫が感じられます。
…けどこれまた歌うには難しそうな曲だなぁ(^_^;)
コブクロの曲ってだんだんハードルが上がっていってる気がします。
カラオケで歌いやすいっていうのも曲のヒットの要因の一つだと思うのですが、そんなこと全く考慮してなさそうなコブクロが好きです(笑)


「Summer rain」はあだち充さん原作のアニメ「クロスゲーム」のオープニングテーマ曲。
夏の海辺の恋を描いた、サンバ風のコブクロには珍しいリズムの歌です。
うちの母はこの曲を聴いて「サザンっぽい」と言っていました…夏で海だから!?(^_^;)
でもサザンが同じテーマで曲を書いたらきっともっと色っぽい感じになるのでしょうね。
コブクロはちょっとオトナな言葉を使いながらも、あくまでも爽やか。
明るい曲調なのに歌詞にはどこか切なさが漂うのもコブクロらしいですね。


そして最後の「ルルル」はこれぞコブクロ!って感じの切ないバラード。
恋人と2人で住んでいた部屋を出て行く情景を歌った、ギターの音色が切ないシンプルな曲です。
テーマもメロディーもフォークソングっぽくて、フォーク世代ではない私でもなんだか懐かしいような感じがしました。
小渕さんはこういう切ない曲を書かせると本当に上手いなぁと思います。
2人の歌い方も切なくて沁みます。
ラストの「ここに 置いてゆくよ」の「ここに」と「置いてゆくよ」の間の溜めが好き(マニアック?)。
ライブではギター1本で弾き語りで聴いてみたいです。


初回限定盤にはDVDが付属し、昨年日産キューブのCMで流れていた「ベテルギウス」のPVと、「虹」のレコーディング風景が収録されています。
レコーディング風景はコブクロとスタッフとの仲の良さがうかがえてファンにはうれしい内容ですね。
しかしレコーディング風景でこんなに笑わせてくれるのはコブクロくらいのものでしょう…。
パッケージもシンプルなデザインでありながら意外に凝っていて感激しました。
シングルとは言え豪華な内容で大満足です♪