tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 10月号

10月号のハリウッドスター・インタビューは、ニコール・キッドマンさんでした。
映画「奥さまは魔女」を観たので今回のインタビューは非常に理解しやすかったです。
やっぱり背景知識は大切ですね。
映画でもニコール・キッドマンさんは可愛いと思ったけれど、インタビューでも声だけなのになんだか可愛い。
きっともともとが可愛いキャラクターなのでしょうね。
そういう印象が今までなかっただけに意外な感じがしますが、やはり役者さんの印象は出演作や役柄のイメージに大きく左右されるということでしょうか。
彼女の発音には多少のオーストラリア訛りがありますが、それほど気になるレベルではなく、とても聞き取りやすい英語でした。


もう一人のハリウッドスター・インタビューは、キーファー・サザーランドさん。
こちらは今大人気のドラマ「24 -TWENTY-FOUR-」の主役ですね。
銃を構えている写真がテキストに載っているのですが、これがかっこいいんだ。
ドラマの方は劇中の時間と実際の時間経過とをリンクさせたスリルある展開のストーリーということで、こちらも気になります。
日本でもかなり話題になっていて、私の周りでも見ている人がけっこういるので、私もビデオをレンタルしてきて見てみようかな。


そしてもう一つのインタビューは、アムネスティ・インターナショナル事務総長のアイリーン・カーンさんという女性でした。
バングラデシュ出身ということで英語のネイティブスピーカーではないのですが、とても滑らかなイギリス英語でした。
非ネイティブのきれいな英語を聞くと、励みになるし、自分も頑張らなきゃと思いますね〜。
この人は話されている内容もとても興味深かったです。
日本が国連安保理の常任理事国を目指していることについて、「本当に世界の中心的立場に立ちたいのなら、他の国にいい顔ばかりするのではなく、もっと自分たちの意見をはっきり主張していかなければならない」。
全くそのとおりだと思います。
っていうか「他の国」ってアメリカのことかな〜(^_^;)
中国や韓国の反対があって常任理事国入りは簡単なことではなさそうですが、名実ともに世界の中心に立つにはまだまだ解決すべき課題が日本には山積みであることは確かでしょう。
カーンさんは従軍慰安婦問題に触れて日本と周辺国における人権問題にも言及されていますが、世界の中心的存在となるには、自国だけでなく他国の社会的弱者に対しても手を差し伸べて行かなければならないということなのでしょうね。
本当の意味での過去の精算も済まさなければならないでしょうし…常任理事国の座はまだまだ遠そうです。