tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

『Harry Potter and the Order of the Phoenix』J.K.Rowling

Harry Potter (Book 5) US版: Harry Potter and the Order of the Phoenix

Harry Potter (Book 5) US版: Harry Potter and the Order of the Phoenix

やっと読み終わったぁ〜〜〜!!!
昨年6月に発売された『Harry Potter and the Order of the Phoenix』(ハリポタ第5巻)!
なんと読了に約半年かかったことになります。
まぁ仕事してた時はほとんど読めませんでしたから…。
とにかく日本語版が出る前に読み終えることができてよかったです。


内容については、日本語版がまだ出てないことだしここで書くのは控えます。
前作以上に長くなっていますが、意外な事実が次々に明かされ、またさらに謎も提示されるので、飽きることなく読めるかと。
最終章では不覚にもちょっと泣きそうになりました。
だってだって…(ああ〜、自分で決めた「ネタばれしない」というルールがストレスになる〜)!!
私的にかなりショックなことが起こってしまい、悲しかったです。


しかし、ハリーの性格が変わった(いや、変わってないのか!?)と感じたのですが気のせいでしょうか。
なんか今回、ハリーは最初から最後まで怒ってばっかりなのよねぇ…。
かんしゃく起こしまくり。
ハリーってそんなにキレやすい性格だったっけ?
それとも、本作の中で某キャラクターが言っているように、「それが15歳だ」からなの?
いくら難しいお年頃だからと言っても、ちょっと自分の感情をコントロールできてなさすぎな気がして、子どもっぽい印象を受けてしまいました。
今回は「あの人」との戦いにしても何だかハリーはあまり活躍してないのよね。
ピンチになるたびダンブルドア校長をはじめとする周りの大人たちに助けてもらってばっかり。
ホグワーツでの学校生活もあと2年しかないわけだし、次作ではもっと成長してたくましくなったハリーを見たいものです。


逆にハリー以外の人物は今回けっこう魅力を増しているキャラクターが多かったですね。
特にハーマイオニー、ジニー、今回初登場のルナら、女生徒たち。
まぁこの年頃だから女の子のほうが成長早いのはしょうがないかな。
男の子ではネヴィルの活躍に注目。
彼は次巻以降でもキーパーソンのひとりになるに違いありません。


ハリーポッターシリーズもついにあと2巻。
これまでの5巻で提示された謎や伏線を全て消化しきれるのでしょうか?
全ての要素をきちんと生かして、きれいにエンディングを迎えることができたなら、このシリーズは人気だけではない、本物の名作として後の世に残ることになるでしょう。