tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

KOBUKURO STADIUM LIVE 2010 @長居陸上競技場(1日目&2日目)

☆後半のみネタバレあります(直前に警告あり)。ご注意ください。



コブクロにとっては初のスタジアムライブツアーの開幕となる、大阪・長居陸上競技場での2日間のライブに両日とも参加してきました!
スタジアムという広い会場…座席も音響も、あまり期待はしていなかったのですが。
ふたを開けてみれば、初日はアリーナD3ブロック(真ん中よりやや前方、黒田さん側)、そして2日目はなんとアリーナA9ブロック(ステージの真ん前、若干黒田さん寄りのほぼ真ん中)の前から2列目!!という恐ろしいくらいの超良席で見させていただきました。
小渕さんも黒田さんもバンドメンバーも、今までにない近さで顔の表情や服装までバッチリよく見えました!
音響も、初日はちょっとこもった感じ(?)が多少気になったものの、野外ライブとしてはまずまずのいい音が楽しめたと思います。
「The sun loves Kobukuro」の合言葉どおり、晴天にも恵まれました。
時間の経過による空の色の変化に合わせた選曲や、スタジアムならではの演出もあり、とても楽しいライブでした。


ただ、スタジアムといってもコブクロはコブクロだなぁと思いました。
スタジアムならではの演出も、2人の「少しでもお客さんの近くに」という気持ちの表れであり、それはスタジアムに限らずどのライブでも同じだからです。
どの歌も大事に心を込めて歌ってくれて、曲に込めた想いをじっくり伝えてくれて、絶妙な掛け合いで思い切り笑わせてくれて…。
スタジアムだからといって気負うことのない、いつもと変わらない姿勢の、自然体の2人がそこにいました。
それが何よりもうれしかった。


黒田さんの歌声はやっぱり素晴らしかったし、初日涙でぐちゃぐちゃになりながらもしっかり歌いきった小渕さんに感動をもらいました。
2007年にライブ初参加してからもう何度もコブクロのライブに足を運びましたが、そのたびに「今回のライブが一番よかった!」と思わせてくれます。
あと何回「一番のライブ」を更新してくれるのだろう。
なんだか今後もずっとずっと更新が続く気がするのです。
そんなふうに思わせてくれるアーティストに出逢えたことが本当に幸せ。
これからもずっと応援していきたいなぁと、改めて思いました。
コブクロのおふたり、バンドメンバーのみなさん、スタッフの方々、同じ空の下一緒にライブを楽しんだ47,000人×2日間のお客さん!
心からありがとうございました!!!
またライブで逢いましょう♪


以下、曲名と演出についてネタバレしています。
ご注意ください!








今回はアルバム名などを冠したツアーではなかったので事前のセットリスト予想がとても難しかったのですが…。
カバー曲少な目というのと、「空」に関する曲が多いという予想だけは当たってたかな(笑)


個人的に一番うれしかったのは「願いの詩」が聴けたことです。
実はこの曲は私がコブクロを知るきっかけになった曲。
でもこの曲はライブでやるには難しいと以前小渕さんが話していたこともあり、もしかしたら全く生で聴ける機会がないんじゃないかとも思っていました。
それが聴けた!
思っていた以上に生で聴く「願いの詩」はよかったです。
しかもその後に続くのが「蕾」に「風見鶏」。
この流れには感動しっぱなしでした。
「蕾」はやはりコブクロにとって特別な曲だと思いました。
小渕さんにとって特別な曲であることは当然ですが、黒田さんにとっても大事な曲なのだと思います。
この曲に向けて気持ちを高めていくのが感じられました。
何度聴いても、聴くたびに新たな感動をくれる曲です。
「風見鶏」もコブクロの絆を象徴するような曲で、大好きです。
黒田さんの声がよく出ていました。


カバー曲の中では、「I LOVE YOU」を初めて生で聴いて、素直にすごいと思いました。
黒田さんにとって特別な存在である尾崎豊さんの楽曲であり、音楽の道を志すきっかけになった曲。
いろんな方がカバーしている曲ですが、黒田さんが歌う「I LOVE YOU」は尾崎さんへのリスペクトを込めつつも、もう完全に黒田さんの曲になっているなと感じました。
初日の「今日の1曲」として歌われた「遠い恋のリフレイン」も素晴らしかった。
それから「奇跡の地球」。
かなりアグレッシブなアレンジで、原曲のファンの中には戸惑われた方も多いことでしょう。
でもライブで聴くと、このアレンジはライブのためだったのかもと思えるほど、ステージ映えのするアレンジだったのだと分かりました。
バンドメンバー全員立っての情熱的な演奏。
特にバイオリンの漆原さんの演奏はとてもかっこよくて、思わず見とれてしまいました。


新曲の「流星」、「Blue Bird」、「君への主題歌」(「君への主題歌」は春のライブで一度披露されていますが)もどれもよくて、早くじっくり音源を聴きたくなりました。
特に「君への主題歌」は歌詞もメロディーもすごくよくて、早くもお気に入りの1曲になりそうです。
今年は前半をカバーアルバム収録のためにこもっていたコブクロですが、その分来年は精力的に活動してくれそうで、今からとても楽しみです。
来年もライブに行けますように…。


しかし可動式の花道とか、小渕さんのスタジアム1周とか、予想外ですごかった…。
みんなが楽しめるようにといろいろ考えてくれた2人に大感謝です。