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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 11月号

ENGLISH

なんだかまた少し遅れ気味になってきたなぁ…。
頑張って聴かなきゃ。


11月号のインタビュー1人目は、歌手のヘイリー・ウェステンラさん。
日本でも「ヘイリー」名義で、故・本田美奈子.さんとの共演やドラマ「白い巨塔」への楽曲提供などでおなじみですね。
透明感のある美しい歌声が印象的ですが、ルックス的にも真っ白な肌と色素の薄い瞳で、なんだか全てが透き通っているような印象を抱かせます。
ケルト民族の血を引くニュージーランド人であるヘイリーは、現在はロンドンを活動の拠点にして世界中に活躍の場を広げていますが、母国・ニュージーランドが彼女にとって大きな支えになっているようです。
ロンドンではゴシップ誌にでも載らない限り街を歩いていても注目されることはないけれど、ニュージーランドに帰るとたくさんの人たちが温かい声をかけてくれる、とうれしそうに話していたのが印象的でした。
ニュージーランドは小さな国ですし、それほど世界的な有名人を多く輩出しているわけでもないので、ヘイリーの存在はニュージーランド人にとっても誇らしいものになっているのではないかと思います。
温かく迎えてくれる人たちがいる、帰る場所があるというのはとてもいいことですね。
幼い頃から路上で歌ってレコーディングの資金を稼いでいたという話や、日本での公演に皇太子夫妻が観に来られてサインを頼まれたという話も面白かったです。


2人目は新国立劇場の次期芸術監督であるデヴィッド・ビントレーさん。
彼はイギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエの芸術監督であり、ちょうど今度の土曜日、11/15から東京の新国立劇場で上演される「アラジン」の振り付けを担当されています。
バレエをきちんと観たことはないし、基本的な知識さえ乏しい私ですが、インタビューの内容はビントレーさんのこれまでの経歴や、日本のバレエダンサーの印象についてなどで、なかなか面白かったです。
やはりイギリスのバレエと日本のバレエとではいろいろ異なる部分も多いようです。
特に日本のバレエダンサーはとても正確で、全員ぴたりと同じように踊ると言われていて、なるほどなぁと思いました。
どんなことにでも国民性は出るものなのですね。
そういうきわめて日本的な日本のバレエにこれから関わっていくことになるビントレーさんが、どのように日本のバレエに影響を与えていくのか気になるところです。


3人目はハインツ社長のアンソニー・オライリーさん。
こちらもビジネスの話からオライリーさんの個人的な話まで幅広いインタビューで楽しめました。
オライリーさんはアイルランド出身なのですが、言葉の端々からアイルランドに対する強い愛国心が感じられました。
実はアイルランド系の人は世界中で活躍しており、ジョン・F・ケネディをはじめ、オーストラリアの元首相やニュージーランドの元首相にもアイルランド系の人がいるのだそうです。
オライリーさんは、そうした世界で活躍するアイルランド系の人々に対し、自分がアイルランドから受けた恩恵を忘れるなと訴えかけ、自らアイルランドに対する「恩返し」的な取り組みもされています。
理想的な「愛国心」の形ですね。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と言うとおり、世界の舞台で活躍する人々にとって、祖国への強い思いこそが大切なのかもしれない、と思いました。