tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 4月号

4月号のCDを聴き終わりました。
4月のインタビューは、「イン・ハー・シューズ」のキャメロン・ディアスさん、日産CEOのカルロス・ゴーンさん、児童心理カウンセラー兼作家のトリイ・ヘイデンさん。


キャメロン・ディアスさんのインタビューでは、彼女自ら「私はとても家庭に恵まれていた」と話しているのが印象に残りました。
だってハリウッドスターのインタビューでは毎回不幸自慢大会かと思うほど凄まじい「家庭の事情」のお話が必ずと言っていいほど出て来るんですもの…。
両親の離婚はもう当り前のようなもので、母が自分を守るため義父を射殺した(義父に虐待されていたのでしょう…)なんて話をしていた女優さんもいたなぁ…(~_~;)
だから「私は本当に素晴らしい家庭で育ったわ」というキャメロンの話にはなんだかほっとしました。
苦労が多いほど大物になるってわけでもないよね(^_^;)


カルロス・ゴーン社長は、母語はフランス語ですが比較的聴き取りやすい英語でした。
というかさすが企業のトップは話が上手い!
内容ももちろんいいのですが、重要な部分はかみしめるように力強く1音1音発音し、そうでない部分は少し早口で流すというリズムがすごく心地よくて、思わず話に引き込まれるんですよね。
こんな話し方を身に付けたいものです。
話の内容では、「企業で働く者は常に負け組精神でいなければならない」という話が印象に残りました。
たとえ業績がよくても、常に「もっと利益をあげる方法はないか、ビジネスチャンスはないか」とアンテナを張っていなければならない、「もうこの仕事から学ぶものはない」と思ってしまったらそこで成長は止まってしまうというお話です。
これって企業で働く人の心得だけにとどまらないですよね。
例えば英語の勉強だって、自分が目標とする英語力にある程度近付いたとしても、常に「もっと英語力を伸ばせるチャンスはないか」と貪欲に求める姿勢を持つことがさらなる実力アップにつながると思います。
何ごとにおいても慢心したらそこで終わりですよね。
常に「私は負け組だ」の精神で行こう!


また、トリイ・ヘイデンさんは著作は読んだことがないのですが、これまた大いに学ぶところのあるお話でした。
英語はかなり聴き取りにくかったけど…(^_^;)
「虐待は繰り返されるのか?」というインタビューアーの問いに対し、「そんなことはない」と力強く否定されたのが印象的でした。
「子ども時代に親から虐待を受けていた人は自分が親になったとき子どもにどう接していいか分からないけれど、知識がないからこそ教育によって正しい道へと導くことは可能だ」という話は、別に虐待を受けていた人に限らず、育児に対する知識不足で不安に感じている全ての親にとって救いとなるのではないでしょうか。
育児に不安を持つ親に対する教育やケアを行う機会や施設がもっと増えたらいいのに、と思いました。