tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

猪苗代・会津旅行記 その2

旅行2日目は会津若松市内の史跡めぐりをしました。
まず最初に訪れたのは、会津若松と言えばここ、鶴ヶ城
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赤っぽい色の瓦が美しいお城です。
だいぶ葉桜にはなっていましたが桜もまだけっこう花が残っていて、天守閣からは会津若松市が一望できて素晴らしい景観でした。
このお城で大河ドラマ「八重の桜」の八重さんたちが戊辰戦争で籠城戦を戦ったんだなぁと思うと、今平和に観光などしているのが不思議なようにも思えました。
また、「荒城の月」が鶴ヶ城をモチーフに作られた歌だというのも知らなかったのでちょっと驚きでした。


そして鶴ヶ城の近くには「大河ドラマ館」といって、「八重の桜」に関する展示館が期間限定で開館していました。
ドラマで実際に俳優さんが身に着けた衣装や、セットの設計図、小道具の数々などを見ることができました。
俳優さんたちのサインやメッセージなどもたくさんあったので、好きな俳優さんが出演しているという人にはたまらない場所かもしれません。
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綾瀬はるかさんのサインが入っているのですが、分かりますか?
衣装もセットもかなり手が込んでいて、NHKがかなりのお金をかけて制作しているドラマなんだなということがよく分かる展示館でした。


次に、戊辰戦争の際に白虎隊の少年たち20人が自刃する(うち亡くなったのは19人)という悲劇が起きた場所、飯盛山へ行きました。
自刃の場所までは長ーい石段を登って行かなければならず、普段運動不足の私にはかなりきつかったです。
有料でエスカレーターもあるのですけどね。
ここには白虎隊や会津藩に関する史料を数多く展示している白虎隊記念館もあり、歴史音痴の私にもようやく大政奉還以降の歴史の流れや人物の関わりなどが少しずつ分かってきた気がしました。


昼食の後、大正時代の雰囲気が残る七日町(なぬかまち)通りを散策。
ここは会津土産を買うにはピッタリの場所です。
私も自分用に会津もめんのブックカバーや、職場へのお土産のお菓子を買いました。
他にも会津漆器や会津絵ろうそくのお店、もちろん会津の郷土料理が味わえるお店なんかもあり、観光客でにぎわっていました。
私は立ち寄りませんでしたが新撰組に関する資料館や斎藤一の墓などもあるので、歴史好きの人も楽しめる場所だと思います。


そしてこの日最後に行ったのは、宿泊している東山温泉のすぐ近くにある会津武家屋敷。
ここは会津藩家老の西郷頼母(「八重の桜」で西田敏行さんが演じています)のお屋敷が移築され、保存されています。
お屋敷だけではなく当時の精米所の様子なども展示されており、かなり広くて見応えたっぷりでした。
ちなみに英文の説明の中で「家老」が"Chief Counselor"と訳されており、この訳は果たして適切なのか!?と議論になったうちの家族…(^^;)
まぁ他の訳もあまり思いつきませんが。


その3へ続く。