tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 7月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2010年 07月号 [雑誌]

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2010年 07月号 [雑誌]


7月号のインタビュー1人目は、俳優のデンゼル・ワシントンさん。
最新作「ザ・ウォーカー」の話題が中心でした。
この映画、「本を運ぶ」という使命を持った男がひたすら歩き続ける…というあらすじを聞いて、なんだか変わったストーリーだなぁと思っていたのですが、かなり宗教的な内容の映画なのですね。
デンゼル・ワシントン自身カトリック信者だそうですが、日本人にはかなり理解が難しい映画なのではないかなぁという印象を受けました。
また、映画プロデューサーである自らの息子と一緒に仕事をしているそうですが、息子の話になると笑い声が増え、楽しそうに話していてとても微笑ましく思いました。
きっと私生活では子煩悩パパだったりするのでしょうね。
競争の激しいハリウッドで、成長した息子と一緒に仕事ができるなんて幸せなことだろうなぁと思いました。


2人目はDJのピーター・バラカンさん。
担当されているラジオ番組の話や、日本のラジオや音楽についての話が中心でした。
社会派で、厳しいコメントも多いバラカンさんらしく、日本のラジオについて「面白くない」と一刀両断。
DJの話がどうでもいいような話題ばかりでつまらないと話されていました。
今日本ではラジオ人気が低迷しているけれど、それはラジオ業界の側に、視聴者の方を向いたサービスを行ってこなかったという点で責任があると厳しく批判されていました。
う〜ん、確かにそうかもね。
私がラジオを聴く機会が激減した一番の理由は電波状況の悪化なんですが…、確かにわざわざ時間を割いて聴きたいと思える番組が減ったかも。
最近はRadikoのようなサービスが始まって電波問題は改善されつつあるのかなと思いますが、もう少し誰もがラジオを聴きやすい環境が整えばいいのになと思うのも確かです。
ちなみにバラカンさんの英語はさすが滑らかで癖のないきれいなイギリス英語でとても聞き取りやすかったです。


3人目は阪神タイガースの元ピッチャー、ジェフ・ウィリアムスさん。
JFKの一翼を担って猛虎復活に貢献したリリーフピッチャーですね。
自ら「話好き」というだけあってとても楽しそうに話されていました。
そしてインタビュー全編を通して伝わってくるのはタイガースへの熱い想い。
彼の今一番の目標が、タイガースへの復帰なのだそうですが、リハビリも順調で、とにかくファンと球団に恩返しをしたいと繰り返し話すほどの想いの強さから、復帰はかなり高い確率であり得るのではないかと感じました。
また、面白かったのが外国(オーストラリア)から日本へ来て大変ではなかったか?ということについての話で、一番の不安材料はやはり言葉の問題だったそうですが、人気球団のピッチャーということでみんなが「何か困っていないか」と世話を焼いてくれるので全く困らなかったとのことでした。
関西人はみんな基本的に世話好きだし、相手が阪神の人気選手となれば、そりゃ進んで助けてくれるでしょうね。
タイガースが好きでぜひ戻って来たいと言ってくれているのはタイガースファンにもうれしいことなのではないでしょうか。
JFKの鉄壁リリーフ陣復活を大いに期待したいと思います。