tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]

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先日のテレビ放映をビデオ録画して観ました。
うちのビデオ画質悪くって…テレビもなんか色が暗くって…俳優さんの顔が見えなくて誰だか判別できない(>_<)
必死でテレビの画質調整して見ました(泣)
DVDレコーダーとプラズマテレビが欲しい…。


この映画、意外にも大人向けの映画だったんですねぇ。
ずっと若い子(10代〜20代前半)向けの映画だと思っていたから、すごく意外に感じました。
舞台が1986年ということですから、その時代に主人公2人と同じく高校生活を過ごしたくらいの年齢の方が一番楽しめるのではないでしょうか。
少なくともソニーのウォークマン(MDでもネットワークでもなくカセットテープですよ)が憧れの商品だった時代を知っている人でないと。
現在高校生の人でもストーリーは楽しめるでしょうけど、80年代カルチャーネタは分からないでしょうしねぇ(私だってそれほどよく知らないのに)
佐野元春渡辺美里といった名前に反応してしまう人ならまず間違いなくこの映画は気に入るのではないかと思います。
エンディングロールでキャストに渡辺美里さんの名前が出てきたから、「嘘っ!どこに出てきてたの!?」と思ったけど、よく考えたらラジオのDJですよね。
声のみの出演かぁ。


そんな細かいところに注目しつつ(笑)、ストーリーもなかなかよかったです。
号泣はしなかったけどウルウル来ました(笑)
特に朔太郎が亜紀の病室に婚姻届を持ってくるシーンが気に入っています。
最初から最後まで、淡々と静かに描かれているのもいいですね(これも「大人向け映画」である理由の一つ)
亜紀役の長澤まさみさんはとても可愛いと思いました。
白が似合う人ですね。
白いワンピース姿も、ウェディングドレス姿もとても可愛かったです。
あとはやっぱりウルルー(エアーズロック)!
行ってみたくなりました。
ウルルーの頂上に立って、平井堅さんの「瞳をとじて」を聴きたいです(ベタベタだけど…)


白血病の描写についてはあんなにきれいなものじゃないと思いますが、別に白血病そのものがテーマの映画じゃないからまぁいいかな、と。
何度でも観たいというほどじゃないけどそこそこの良作。
採点するなら☆4つですかね。
原作も文庫化したら読もうと思いますが、一体いつ文庫になってくれることやら…。