読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

裏ドリワンダーランド2016 @大阪城ホール (9/25)

MUSIC

*曲名 (数曲のみ)、演出ともにネタバレあります!!お気をつけください。


f:id:tonton110:20160930220843j:plain


4年に1度のお祭り、ドリカムワンダーランドの「裏」版、「裏ドリワンダーランド」に参加してきました。
昨年のワンダーランドはワンダーランド王国を舞台とするストーリー仕立てのライブになっていましたが、今回の「裏」はその完結篇のようなもの。
ウタウタの力を独占するワルクマが支配する国を、ATTACK U (中村正人さん) とCHANCE RA (吉田美和さん) のふたりが音楽の力で救おうとするという設定になっていました。
とはいえ、「表」のワンダーランドと比べるとそれほどストーリー性はなく、「表」に参加せずいきなり「裏」に参加した人でも楽しめるライブだったのではないかと思います。


で、どこがどう「裏」なのかというと、選曲が「裏」なのです。
「表」は「晴れたらいいね」「未来予想図」「LOVE LOVE LOVE」「何度でも」などなど、誰もが知っているヒット曲のみで構成されたライブでしたが、それに対して「裏」はアルバム曲を中心に、コアなファンこそが楽しめる選曲になっています。
そのため、マサさんからも美和さんからも、会場のお客さんがついてこれているか心配する言葉が何度も飛び出していました。
また、「表」は前向きな明るい曲が多かったのに対して、「裏」はちょっと暗めな曲も多く、こんなやり取りも。


美和さん「前回の裏ドリでどん底コーナーっていうのやったら本当にどん底になっちゃったからさ、今回は『そこそこ底』な曲をちょっとずつやることにしたんだ。あとね、『裏』はちょっとえっちな曲もあるからね」
マサさん「えっちな曲の時はキッズベイビーズには『ゥワゥワゥワゥワ~♪』ってごまかしてくださいねー」


そんな感じでダウナーな曲やオトナな曲など「表」のワンダーランドでは絶対聴けない曲のオンパレードでしたが、そこまで「裏」すぎることもなく、決して熱心なドリカムファンとは言えない私でもほとんどが知っている曲で、バランスはよかったのではないかと思います。
現在かんぽ生命のCMで流れている新曲「あなたのように」も聴けましたし、最後には「ウタウタの力を取り戻ささった (「ささった」って北海道弁だそうです) から表の曲やってもいいんじゃない?」ということで「うれしい!たのしい!大好き!」も歌ってくれました。
新しめの曲からかなり古い曲まで、どんな曲を歌ってもまったく違和感がなく、統一感のあるセットリストになるところがドリカムの良さかなと思います。
メンバーの脱退も経て長くやってきているのに、音楽性にブレがないということですね。


そして、ドリカムのライブで毎回感心させられるのが演出のすごさです。
歌や演奏も素晴らしくてそれだけでも十分だと思えるのですが、さらに演出でドーンと盛り上げてくれます。
今回のライブは円形のセンターステージでした。
この形状のステージ自体は一昨年と去年のコブクロのライブでも経験済みでしたが、ドリカムのセンターステージは一味違っていました。
まず、円が二重になっていて、外側の円と内側の円がそれぞれ回転します。
しかも内側の円は上下にも動きます。
外側の円には高さ2メートルくらいの櫓のようなミニステージが2つ乗っかっていて、ドラムやキーボードはそこにセットされています。
美和さん、マサさん、ダンサーさんたち、コーラスの浦嶋りんこさんが、せり上がった内側の円や、けっこうな速さで回転する外側の円や、櫓ステージの上や下で、歌ったり踊ったり。
照明も曲調に合わせて目まぐるしく変わりますし、本当に見ていて飽きないステージでした。
ステージ上にいる出演者はみな涼しい顔でこなしているように見えますが、リハーサルを入念に繰り返したのだろうということが想像できて、プロのパフォーマーはすごいなぁと感嘆するばかりでした。


演出の中にはもちろん会場全体を巻き込むものもあります。
開始早々に観客席全体を使ってプロジェクトマッピングでワルクマを浮かび上がらせたのがなかなか印象的でした。
そして、全員でちょっとしたエクササイズのような振付けをやる「ドリーズ・ブート・キャンプ」、今回は「うれしはずかし朝帰り」で行われました。
ファンクラブ会員だと会員専用ウェブサイトで振付けを予習できるらしいですが、会員じゃない私はぶっつけ本番。
もともとこういうのが苦手なタイプなので、いつもあまりうまくできないのですが、今回はわりとついていけたかも、と自己満足。
さらに、客席に配られていたワルクマの紙製お面を上げ下げしつつサビを全員で合唱し、最後はそのお面を全員が顔につけるように指示されました。
すると照明が落とされて、暗闇の中にぼおっと浮かび上がったのは12,040人のお客さん分のワルクマ!
お面の表面に蛍光塗料が塗ってあって、暗いところでかすかに光るようになっていたのです。
これは今まで経験したことのない演出で、なかなか壮観 (でも、ちょっと不気味) で面白いなぁと思いました。
もちろんお面はおみやげに持って帰れたので、子どもさんがつけて遊ぶ家庭もあるのかな、などと想像すると心が和みます。
「裏」とはいえ「ワンダーランド」ですから、お祭り的な楽しい演出で盛り上げようとよく工夫されていました。


もちろん美和さんの歌声は素晴らしかったし (この日は特にビブラートがよく効いていました)、マサさんとのMCも楽しかったです。
途中イヤモニにトラブルが起きた時も、即興ミュージカルを演じてうまくトラブル解消の時間稼ぎをするなど、とっさの対応もさすがのものでした。
終わった時に「あ~楽しかった~」という感想が素直に浮かんでくる、あっという間の3時間。
席もスタンド下段のとても見やすい場所で、大満足のライブでした。
美和さん、マサさん、出演者やスタッフのみなさん、ありがとうございました!


●関連過去記事●
tonton.hatenablog.jp