tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

Golden Circle Vol.18 @大阪城ホール(11/13)

寺岡呼人さん主宰のライブイベント、「Golden Circle」に初参加しました♪
2010年のVol.15の様子をテレビで見て、面白そうなイベントだから一度行ってみたいなと思っていたら、今年は呼人さんのソロデビュー20周年を記念して大阪でも実施、ミスチルの桜井さんも参加!となれば行くしかないだろうと、張り切ってチケットを取りました。


呼人さんの友人代表としてロンブーの田村淳さんがVTRで開演を宣言。
呼人さん、桜井さん、奥田民生さんが登場して、まずは3人で呼人さんがユーミン・ゆずと一緒に作った曲「ミュージック」を歌って始まりました。
そして、サザンや槇原敬之さんの曲に参加されているのを聴いた呼人さんが、ずっと共演したいと思っていたというハーモニカ奏者の八木のぶおさんが登場。
インストゥルメンタルで1曲演奏されました。
深みのある哀愁漂う音色が素敵で、会場が一気に大人の雰囲気の空間に様変わりしたのがすごいと思いました。


八木さんがステージから下がった後、懐メロ(「花嫁」かな?)が流れる中登場したのは、スーツでビシッと決めて、黒いアタッシュケースを手に提げた呼人さん・民生さん・桜井さん!
ん?この姿、あの人気ドラマの主人公を髣髴とさせるぞ…と思っていたらやっぱり半沢直樹でした。
なんと実際にドラマで使用された衣装を借りてきたのだそうです。
桜井さんは半沢直樹を知らなかったそうで、スマホで調べて表情などを練習したと言っていました。
その甲斐あってか、桜井さんが一番似ていたと思います。
というか3人ともスーツが本当にお似合い!
普通この年頃の男性はだんだん腹が出てくるものだと思うのですが、3人ともスリム体型を活かしてとてもかっこよく着こなしていました。
こんな素敵な男性が職場にいたら…と思わず妄想(笑)


そんなかっこよすぎる3人組がギターを抱えて結成したこのイベント限定の特別ユニットが「ミスターテラダレン」。
もともと呼人さんと民生さんが2人で「寺田」というユニットを組んでいたのですが、そこに桜井さんが加わって「ミスターテラダレン」になったというわけです。
Vol.15をテレビで見た時に「寺田」がヒット曲の一節の後に、オチ的に♪招き猫ダック♪と歌うというネタをやってたなぁ、今回もそんな感じなのかなぁと思っていたら…そんな感じどころかそのまんまでした(笑)
まずは「Tomorrow Never Knows」(Mr.Children)の♪とどまーる事を知らなーい♪の後に♪招き猫ダック♪、さらに「さすらい」(奥田民生)の♪さーすらおーうーこの世界中をー♪の後に♪招き猫ダック♪と。
けれども民生さん、「古いよ!今招き猫ダックじゃないでしょ!本田翼ちゃんだよ。白いのと黒いのだよ。もっと新しいのやろう」ということで、♪招き猫ダック♪の部分がゴールデンボンバー「女々しくて」の♪つらいよ~~♪に変更に。
さらに半沢直樹の顔まね付きで「○○返しだ!」というネタも追加されました。
最後にはなぜか♪つらいよ~~♪が♪ウルトラソウル♪に変わってましたが。
このネタ大会、ゆるゆるグダグダと長かったですが(笑)、いろんな曲が短いながらもたくさん聴けたので楽しかったです。
「夢の中へ」(井上陽水)、「バンザイ」(ウルフルズ)、「勝手にシンドバッド」(サザンオールスターズ)、「HEY JUDE」(The Beatles)、「もしもピアノが弾けたなら」(西田敏行)、太陽にほえろのテーマ曲、「悲しみは雪のように」(浜田省吾)、「会いたかった」(AKB48)、「愛は勝つ」(KAN)、「夏色」(ゆず)、「恋しさと切なさと心強さと」(篠原涼子 with t.komuro)などなど…もっとあったかな?
民生さんは途中サッポロ黒ラベルの缶を取り出し飲んでいて、ざわつく観客に「だってしょうがないじゃん、契約なんだもん。表に出るときは飲んでろって言われてるんだからさあ」と言ってました。
そのせいなのか素なのかは知りませんが、終始なんとなく酔っ払いっぽかったです(笑)
桜井さんは呼人さんと民生さんにあまりしゃべってないと突っ込まれて、「なんか他人事っぽい」と。
でも3人とも楽しそうだったのがよかったです。
そういえば桜井さんがB'zの「今夜月の見える丘に」の歌いだしの部分だけ歌ってくれたというのもありましたね…カラオケの十八番なのだそうで。
最後は真面目に(笑)ユーミンの「ひこうき雲」を歌って、ミスターテラダレンは終了しました。


この後は呼人さんのベストアルバムから「オリオン座」「スマイル」と続き、桜井さんが加わって「マチルダ」を熱唱。
そして、コール&レスポンスが楽しかった「ハローグッバイ」と続きました。
再び登場した桜井さんが「くるみ」(Mr.Children)を歌うと会場大盛り上がり。
ちなみに「くるみ」の曲紹介の時には、桜井さんが大好きな曲だという尾崎豊さんの「シェリー」も少しだけ歌ってくれました。
そして、ミスチルの前身バンドがとあるオーディションに出た時にゲストでユニコーンが歌った曲、ということで「Maybe Blue」を。
民生さんに「俺より俺に近い」と言われたというほどの完コピでした。
さらに「Tomorrow Never Knows」、最後は呼人さんと桜井さんの共作「星になれたら」で桜井さんのコーナー終了。


本編最後は奥田民生さん。
民生さんは「俺が最後でごめんね~」なんて言ってましたけど。
まずは「風は西から」。
そして次がすごかった。
桜井さんがユニコーンの曲を歌ったので、民生さんもミスチルの曲を歌う、ということで、選ばれた曲は「Innocent World」。
それだけでもテンションが上がりますが、なんとこの日限定のスペシャルゲストとしてミスチルのドラマーJENが登場!!
間違いなくこの日一番の歓声が会場に響き渡りました。
まさか出てきてくれるなんて思っていなかったので、私もすごくうれしかったです。
歌い終わった後、呼人さんが民生さんに「高い声よく出るね~」と(これは私もそう思いました)。
民生さん「出るよー。ゆずの片方くらい出るよ。」
呼人さんに「片方って?」と突っ込まれて「ゆずのCHAGEの方。…あっ、今のいろいろまずい」というくだりには笑ってしまいました。
最後はユニコーンの「ヒゲとボイン」で本編が終了しました。


アンコールはまず、呼人さんと桜井さんの共作による新曲「Baton」から始まりました。
そして、急きょ本番前に呼人さんが思いつきで追加したという「名もなき詩」(Mr.Children)。
もちろん再度JENが呼び込まれてドラムをたたいてくれました。
次の日が誕生日のJENに全員でハッピーバースデーを歌って、大きな花束が贈られました。
JENは武道館公演も2日間見に来ていたそうで(「暇なんじゃん」by民生さん)、呼人さんによると「出たくて出たくて仕方なかったらしい」とのことでした。
でも次の日は東京で誕生日会だったそうで、本当にこの日1日だけの限定ゲスト。
この日に参加できてすごくラッキーだったなぁと思います。
最後に3人で「イージュー★ライダー」(奥田民生)を歌って民生さんと桜井さんは退場。
大ラスは呼人さんの新曲「ご贔屓に~For Fan~」で締めでした。


今回初めての参加でしたがすごく楽しかったです。
あまり予習などしなかったので、曲の歌詞をスクリーンに出してくれてたのが個人的にはとてもありがたかったです。
呼人さんの歌詞はとてもストレートで、すんなりと心に入ってきて、とても気持ちよく聴き入りました。
民生さんはMCで笑わせてくれて、歌も素敵で、ワンマンライブにも行ってみたいと思わせてくれました。
桜井さんはミスチルライブではなかなか見られない姿が見れ、カバー曲が聴けたのがうれしかったです。
最後のMCでの呼人さんの男泣きには思わずもらい泣きしそうになりました。
20周年と簡単に言いますが、なかなかプロのミュージシャンとして20年続けるというのは難しいと思います。
自分の気力体力・健康、周りのサポート、ファンからの支持など、何一つ欠けてもいけないわけですから。
ソロデビュー20周年、本当におめでとうございます。
楽しいイベントをありがとうございました!