後半に曲名を出してのネタバレあります(セットリストはありません)。
ネタバレ前に警告有り。
今年の春に新装オープンしたばかりのフェスティバルホールで行われた、絢香ちゃんのライブに行ってきました♪
フェスティバルホールは初めて行きましたが、評判通りの素敵な会場ですね。
新しいだけにきれいなのはもちろんのことですが、音響も最高。
バラードなどで座って聴いていると、音が空気の振動であることが実感として分かるほど、全身で音を感じることのできる会場だと思いました。
ホールなのでステージも近く、私は3階席でステージを斜め上(かなり高い位置)から見下ろす感じでしたが、絢香ちゃんはわりと上を向いて歌う場面が多く、顔がしっかり見えました。
ホール全体の雰囲気としてはおしゃれでゴージャスな大人の空間で、どちらかというとカジュアルな格好でポップスやロックのライブよりは、きちんとドレスアップしてクラシックやオペラを観に来たいなぁという感じでしたが。
さて、ライブの方は、絢香ちゃんの相変わらずの歌唱力と声量のすごさを存分に感じられました。
会場の音響のよさもあって、歌声が伸び伸びとホールに響き渡り、何度も鳥肌が立つ場面がありました。
バラードではじっくり聴かせ、アップテンポの曲では観客席を巻き込んで大いに盛り上がり…というメリハリも非常に効いたライブでした。
これでまだ20代なんだから恐れ入ります。
すごく堂々としていて、貫禄さえ感じさせて、もうなんだか大御所歌手みたい(^^;)
「歌姫」とか「ディーバ」といった言葉が浮かびます。
さすがです。
今回はカバーアルバムをひっさげてのツアーということで、カバー曲の割合が高かったのがなんだか新鮮でした。
オリジナル曲も事前にファンに「ライブで聴きたい曲」のアンケートを取った結果により決められたセットリストだったので、ベスト的選曲でなんとも豪華な感じでした。
「遊音倶楽部」というカバーアルバム名に合わせて、音楽の楽しさを学ぶ学校をイメージしたステージ設定でしたが、まさにその通りの音楽を存分に楽しめるライブだと思いました。
大阪人なのでMCもうまくて、今回もたくさん笑わせてくれました。
ツアー名の「FORTUNE COOKIE」については、
「今年フォーチュンクッキーってよう聞いたやんな。丸かぶりするとは思わんかったわ。でもここだけの話…このタイトル先に発表したの私やから！」
…だそうなので、みなさん、絢香ちゃんは決して某アイドルグループのパクリはしてません！
お客さんの世代を聞いたときは、「70代以上！」で男性の「はいっ！」という声が響き渡り、会場も沸きましたが絢香ちゃんもとても喜んでいました。
個人的には30代が少なかったのが意外というかなんというか…。
40代の方が多かったです。
ではこの先はネタバレありモードに入ります。
これからの会場に参加予定の方はご注意ください。
個人的には一番好きな曲「I believe」が聴けたのがうれしかったな。
アンコール1曲目に、ピアノ弾き語りで歌ってくれました。
しんと静まり返るホールにピアノの音と絢香ちゃんの歌声だけが響いて、ライブ全体の中でも最高の場面だったと思います。
そして、コブクロファン的に盛り上がったのは本編最後の「WINDING ROAD」！
コブクロのパートはバックコーラスの3人の女性が担当されていました。
最後は「ラララ」で会場大合唱。
本編最後という大事な場所で歌ってくれた絢香ちゃんの、この曲に対する思い入れが感じられてとてもうれしかったです。
ライブアンケートに「またコブクロとコラボしてくださいね」と書いたのは言うまでもありません。
キットカットのCMで流れている新曲の「ありがとうの輪」もよかったし、「ツヨク想う」と「beautiful」は実はフルで聴くのは初めてだったのですが、どちらも力強く歌い上げていてとてもよかったです。
カバー曲では「シーソーゲーム～勇敢な恋の歌～」がとても楽しかったな。
ミスチルライブにも負けないくらい盛り上がりました。
2回ほどあった絢香ちゃんの衣装替えタイムにはバックバンドによる素晴らしい演奏で楽しませてくれ、照明も音楽に合っていてとてもきれいでした。
ひとつ、あえて残念なところを挙げるとするならば、ストリングスが参加しておらず、せっかくの「空と君のあいだに」のオーケストラアレンジが生音じゃなかったのにちょっとがっかり。
でも、全体的にはとても満足できるライブでした。
次の日も頭の中でずっとライブで聴いた曲が流れていたくらいです。
素敵なライブをありがとうございました！！
