『MIX (2)』あだち充

MIX 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

明青学園×あだち充、ファン待望の第2巻！

長い低迷が続く明青学園野球部。
中等部で奮闘する立花投馬、走一郎兄弟。
兄たちを応援する妹・音美。
不穏な空気が漂う中等部野球部。
そして、ついに登場する背番号「1」の強敵の正体は！？
全あだちファン待望の新連載「MIX」単行本第2巻がついに発売！

『タッチ』の26年後の明青学園を描いた『MIX』の2巻が出ました。
ゆっくりとした物語の導入という感じだった1巻に比べると、2巻はずいぶん話が動いたなぁという感じ。
「ついに来た！！！」と言える展開が用意されていて、『タッチ』ファンは大注目です。
明青学園中等部の野球部に立ちはだかる、カーブを武器とする「背番号1」。
その人は…あの人にそっくり！！
懐かしくて、うれしくて、テンションが上がりました。
『タッチ』の続編というからにはこう来なくっちゃね。
この「背番号1」の少年、きっとまた登場しますよね。
主人公である立花兄弟のライバルになるのかな、彼を通して他の『タッチ』の登場人物の動向が知れたりするのかな、なんていろいろ想像してワクワクしてしまいます。

他にもあだちさんは抜かりなく伏線をたくさん張りまくっている感じで、気になるところがたくさんあります。
投馬がピッチャーとして登板する日はどのようにして来るのか。
今はキャッチャーをやっている走一郎もピッチャーを志すのか。
兄妹だけれど血のつながりはない投馬と音美の間に恋心は生まれるのか。
投馬の父が在籍していた頃の明青学園高等部野球部に、何があったのか。
立花家にあった「背番号1」のユニホームは誰のもので、なぜ立花家にあるのか。
中等部野球部の「エース」、二階堂の不可解な行動の理由は？
…まだ序盤だと思われるのに、すでにこれだけの気になるポイントがあって、期待を膨らませずにはいられません。
あ～、次巻が楽しみ！！