今年も最後のブログは毎年恒例のこの記事をお送りします。
今年私が読んだ小説53作品の中から特によかった10作品を選びました。
いつもの通り順番は読了順、作家さん名は敬称略で失礼します。
書名をクリックすると、私の感想をお読みいただけます。
- 『戸村飯店青春100連発』 瀬尾まいこ
- 『ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』 三上延
- 『龍神の雨』 道尾秀介
- 『ラン』 森絵都
- 『オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン』 小路幸也
- 『天地明察』 冲方丁
- 『ラブコメ今昔』 有川浩
- 『獣の奏者 III・探求編/IV・完結編』 上橋菜穂子
- 『静人日記 悼む人II』 天童荒太
- 『和菓子のアン』 坂木司
こうして並べてみると、青春小説にミステリに歴史小説にラブコメにファンタジーと、かなりジャンルがばらけていて、今年もいろんな味わいの本を読めたなぁと思います。
が、その一方で、今年は10作品を選ぶ際にあまり迷うことなくすんなりと決まりました。
例年はあれもよかった、これもよかったとさんざん迷いながら選んでいるので、要するに今年は「すごくよかった」と思える作品が少なかったということです。
それなりにどの本も楽しんで読んだのですが、作品世界にどっぷり浸って夢中で読んだり、読み終わった後もしばらく余韻が抜けなかったり、感動して頭が痛くなるほど泣いたり…そういう本との出会いは少なかったかな。
来年こそは、人生や価値観すら変えてしまうような(?)、心揺さぶられる運命の1冊との出会いに期待したいものです。
今年も私の駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
来年も本好きのみなさんが、たくさん面白い本を読めますように。
よいお年をお迎えくださいませ。