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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour @京セラドーム大阪(2日目)

MUSIC

☆ネタバレありません(^^)


ミスチル20周年イヤーの最後を飾るライブツアー、12月16日の公演に参加してきました。
ミスチルのライブにはいつも新鮮な驚きがあって、予想もつかない展開で楽しませてくれますが、今回はオープニングから度肝を抜かれました。
1曲目の選曲自体予想外でかなり驚きましたし、演出も今までにない感じでインパクトが強かったです。
その後に続く曲も、えっ、ここでこれをやるの!?といった驚きに満ちていました。
ベスト盤をリリースしてのPOPSAURUSツアーの反動もあったのかもしれませんが、意外な選曲が多くて、セットリストも演出も含めて、どちらかというとコアなファン向けのライブという印象を受けました。
私としてはいつかはライブで聴けたら…とずっと願っていた曲が聴けたので、とても満足でした。


この日のライブで一番の注目を集めたのは、ギターの田原さんだったと思います。
田原さんと言えば寡黙なキャラで有名。
ところがこの日、メンバー紹介時に桜井さんから紹介された田原さんが、なんと「こんばんは」としゃべったのです!
それだけではなく、続いて「ボーカル、天才・桜井和寿!」と桜井さんの紹介まで!
あまりに意外な展開に、会場はどよめきと歓声で大盛り上がり。
間違いなくこの日一番盛り上がったのはこの場面だったと思います。
普段はライブで田原さんの声が聴けることなどめったになく、前日の公演でも田原さんが発言する機会は全くなかったそうなので、とてもレアなライブになりました。
しかもその後も田原さんの見せ場が続きます。
ある曲では田原さんがコーラスを担当、桜井さんとのハモりがとてもきれいで、桜井さんと共にビジョンに大映しになって、思わず聴き惚れ&見とれてしまいました。
また、終盤のある盛り上がり曲では、田原さんがステージ向かって左端の方にやってきて演奏してくれました。
実はそのすぐ近くのスタンド席にいた私、バッチリ見えましたとも、花道で熱唱する桜井さんを見て盛り上がる客席を見ながら、田原さんがそれはそれはうれしそうにうんうんとうなずいて微笑んだのが…。
なんだかもう、この日のライブで私はすっかり田原さんファンになってしまいました。
昨日のMステスーパーライブを見ていても、思わず目が田原さんの姿を追いかけてしまう始末(笑)
でもそんな人、この日の公演を見た人の中には私以外にもたくさんいるんじゃないかなぁと思っています。


桜井さんはというと、下ネタ(?)絶好調で、いや〜桜井さんらしいなぁと…。
「女の体に塗る道具」(マニキュアのことをこんなふうに表現する人初めて…)とか「股の間で温めた人肌の缶コーヒー」(……)とか。
とある曲での振付けとか、そのうちミスチルのライブに年齢制限がつくんじゃないかとちょっと心配です(^_^;)
欲を言えばJENや中川さんにも見せ場が欲しかったな。
今回のライブではあまり目立っていない印象でした。
というか田原さんが目立ちすぎていたという気もしますが。


さて、ライブでの演奏曲に触れない代わりに、ちょっと今回のアルバムの感想を書いておきたいと思います。
アルバムタイトルは「イミテーションの木」から来ているのだと思いますが、実はその次に収録されている「かぞえうた」こそこのアルバムの中核なのだろうと思っています。
今回のアルバムの中で一番古い曲がこの「かぞえうた」。
その他の曲はすべて「かぞえうた」の後に作られた曲だというのが、このアルバムの肝なんじゃないかな、と。
長い時間をかけて築き上げてきたものさえも、ほんのわずかな時間の間に「チューインガムの味のように 消えてなくなったり」するものなのだと、今の私たちは知っている。
会いたい人に「君に会いたい」と言えることが、どんなに幸せなことかも。
「かぞえうた」が収録されることには賛否両論あったようです。
でも、私はこの曲が入ってよかったと思っている、というより、この曲がなければ、このアルバムはなかったのだと思っています。
アーティストをはじめとして、多くの芸能人が、それぞれのやり方でいろんな支援をしてきたけれど、その行為を称賛する声の一方で、偽善だと批判する声も少なからずありました。
ミスチルも例外ではなかっただろうと思います。
でも「何もやらない」ではなく「何かやる」ことを選んだ彼らの思いは、ちゃんと届くべきところに届いたと思います。
「本物じゃなくても君を癒せるなら」…そういう思いで音楽を奏で続けてくれるなら、それを素直に受け取っていきたい。
「無くしたものと手にしたものを秤にかければ きっと圧倒的に前者に傾くと知ってる」、でも、日常生活の中から希望をひとつずつかぞえて、少しずつでも前に進んでいけたら、それでいい。
私にとってこのアルバムは、そんなふうに思わせてくれる作品でした。


それにしても今年はPOPSAURUSツアー、ap bank fes、そして今回と、3回もミスチルのライブが観れて幸せでした。
ファンにとっても、ミスチルにとっても、きっと最高の20周年イヤーだったと思います。
これからも、どうぞよろしく。

[(an imitation) blood orange](初回限定盤)(DVD付)

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1. hypnosis
2. Marshmallow day
3. End of the day
4. 常套句
5. pieces
6. イミテーションの木
7. かぞえうた
8. インマイタウン
9. 過去と未来と交信する男
10. Happy Song
11. 祈り ~涙の軌道