tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

KOBUKURO LIVE TOUR 2011 "あの太陽が、この世界を照らし続けるように。"@大阪城ホール(6日目)

☆後半から演奏曲目・演出についてネタバレありです(ネタバレ前に警告あり)。

↑ツアートラックの運転席に飾られていたサイン♪


昨日7/25に大阪城ホールで行われたコブクロライブに参加してきました!
コブクロのライブツアーの大阪ファイナルは何かが違う…というウワサを聞いていましたが、初めて大阪ファイナルに参加して、確かに何かが違う!と納得しました。
もう何と言うか…空気が違う。
今までに感じたことのない熱気や、一体感がありました。
小渕さんも序盤ですでに「アンコールの時みたいな拍手やなぁ」と言われてましたが、拍手の音がめちゃくちゃ大きく、しかも長い。
曲が終わるたび、爆発するように沸き起こる。
いつまでも鳴り止まない拍手に、強引にぶった切って次の曲へ移るような場面もあったくらいでした。


そんな観客の熱さに応えるように、コブクロの2人もいつも以上に気持ちのこもった歌と演奏を届けてくれたと思います。
特に黒田さんの声はすごかった。
…って毎回言ってるのですが、この日が間違いなく今まで聴いた中で一番でした。
高音はちょっとかすれている時もあったけれど、声の調子は関係なく、とにかく気持ちの入れ方がすごいと思いました。
そんな黒田さんを時折見やりながら、笑顔でギターを弾き、ハモリを入れる小渕さんも印象的でした。


もちろんいつものように爆笑MCも絶好調で、小渕さんの大阪散歩スライドショーだったり、大阪でしか通じなさそうなローカルネタだったりで存分に笑わせてもらいました。
今回はDVD?の収録が入っていたのでMCレポは割愛します。
その収録した映像、使い道は今のところ9割くらい決定で、次のアルバムの特典につけられたらいいなと思っている…とのことでしたが、残りの1割でひっくり返る可能性もあるのでしょうか(笑)
どんな形で見せてくれるのか、楽しみに待っています。
そして、毎年恒例のファンフェスタの開催発表もあり、大阪ファイナルは大いに盛り上がって終演を迎えたのでした。
ツアーファイナルはまだなのに、もうこんな最高潮を迎えてしまっていいの!?という感じですが、ツアーファイナルはまたそれはそれで盛り上がるのでしょうね。
いつかはツアーファイナルにも参加してみたいです。


これで今回のツアー、私の参戦予定はすべて終了しました。
毎回進化を見せてくれるコブクロ、今回も期待を裏切らない、とても楽しく感動したツアーでした。
早くも次の全国ツアーが楽しみです。
その前にファンフェスタ、何とか狭き門を突破して参加したいものですが…。


さて、この先は演奏曲目と演出についてネタバレ満載ですので、この先の公演に参加予定の方はご注意ください。
















今回のツアーはシングルツアー=新曲ツアーでした。
ということで1曲目は新曲だったらいいなと思っていたら、期待通りに新曲「焚き火の様な歌」からのスタート。
コブクロらしい、アコギ1本で2人だけで…というストリートスタイルで歌われました。
悲しみで折れた人の心を焚き木のように集めて、その上に言の葉という葉っぱを重ねて、暖かい焚き火をみんなで囲めば、悲しみを分かち合っていつかは消えていくんじゃないか。
そういう「焚き火の様な歌」を歌っていきたい、というコブクロの今の想いが込められた曲です。
おそらく、3月の震災を受けて作られた曲だと思いますが、コブクロが歌ってきた歌は震災が起こる前だっていつでも、寒い日に心と身体を温めてくれる、焚き火のような歌だったんじゃないかなと思いながら聴いていました。


「STAY」は大阪初日の時に一番感動した曲でしたが、アレンジも新しくなり、なんだか歌詞の意味までもが以前とは違って聴こえることに驚きました。
大阪ファイナルでは最初の黒田さんパート(♪苦しかったからこそ笑い合えたね)の黒田さんの声が、今まで聴いたことのないような、優しいような悲しいような歌声で感動しました。
サビの力強い声とは対照的で、とても感情豊かな歌声だなと思いました。


ツアータイトルにもなっている「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」は文句なく素晴らしかった。
ライブバージョンはラストに黒田さんのフェイクが入るのですが、もうほとんど雄叫びに近かったような…(^_^;)
魂の叫びという感じで、圧巻でした。
あとは「君への主題歌」や「流星」、ライブでの披露は初めてという「今と未来を繋ぐもの」もよかったです。
新曲「恋愛観測」はバラードなんだけど今までのコブクロにない感じの曲調で、2人が交互に裏声で高音コーラスを入れるのが印象的でした。
恋人同士?が電話をしている、そんな何気ない小さな一場面を、宇宙に結び付けてしまうという歌詞が小渕さんらしいなぁという感じです。
NTT西日本のCMで流れている(流れていた?)「蜜蜂」でも感じましたが、小渕さんはさすが工業高校出身だけあって視点がちょっと理系的だと思います。


盛り上がりコーナーはTHE BLUE HEARTSのカバーで「情熱の花」をやったのが予想外でびっくりしましたが、歌詞が不思議なくらい今回のツアーのテーマに合っていて、それで選ばれたのかなと思いました。
あと「月光」の時のスクリーンの映像がすごく好きでした。
リズムに合わせてギターが動く映像(って文字にすると意味不明…)がなんだか可愛かったのです。


オーラスは「Flag」というのがちょっと意外でしたが、ちゃんと最初の「焚き火の様な歌」から繋がっていたのが感動でした。
大きなスクリーンでの映像による演出もそうですが、曲そのものも、コブクロのストリート出身ミュージシャンとしての音楽に対する姿勢を歌っているという点で「焚き火の様な歌」と繋がっているのですね。
最初から最後まで、コブクロの今の想いがひしひしと伝わってくる、考えに考え抜かれたセットリストでした。
「どんな空でも」や「轍」をみんなで歌えたのもうれしかった。
個人的にとても満足度の高いセットリストでした。
最高のツアーに参加できて、感謝感謝です。