tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 2011年6月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2011年 06月号 [雑誌]

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2011年 06月号 [雑誌]


6月号のインタビュー、1人目は女優のアン・ハサウェイさん。
プリティ・プリンセス』などお姫様役でブレイクした女優さんですが、『ブロークバック・マウンテン』や『プラダを着た悪魔』など大人向けの作品への進出を果たし、すっかり「大人の女性」のイメージの方が強くなった方です。
今回のインタビューではまず「Love and Other Drugs」という、タイトルからして大人向けの映画への出演について語っています。
この作品は日本では公開未定だそうですが、ベッドシーンが多く、彼女もヌードを披露しているそうで、ヌードシーンの撮影秘話が面白かったです。
監督からヌードシーンの撮影依頼を受けるときには、弁護士が同席するケースもあるのだそうです。
ヌードシーンには出演料に追加料金の上乗せを要求する俳優さんもいるから、だそうです。
彼女自身はそういうのは嫌だと言われていましたが、やっぱりそういうお金が絡む話になるんですね…。
普段知る機会のない、映画俳優の舞台裏を垣間見て興味津々でした。
ちなみにハサウェイさん、とても早口で聞き取りはなかなかハードでしたが、テンポとリズムのよい話し方で、聞き流している分には心地よいインタビューでした。


2人目は、大学講師で『20歳のときに知っておきたかったこと』の著作がある、ティナ・シーリグさん。
イノベーションを生み出すための、物事の考え方のコツを、具体例を挙げながら話す講義形式の話でした。
さすがに学校の先生は話し慣れているなぁと感心させられる、非常に明快で、内容的にも英語的にもとても分かりやすいお話でした。
イノベーションを生み出すためには、何かアイディアを出す時に、1番に思いついたアイディアではなく、2番目、3番目まで考えなさいということでした。
そのうち3番目に出てきたアイディアが一番独創的であることが多いのだそうです。
何でも物事はあきらめずにじっくり考え尽くさなければだめ、ということですね。
また、問題はいろいろな角度から見てみなければいけないという話も印象に残りました。
全てが確かにそうだなぁと納得のいく話で、ずっと心に留めておこうと思える講義でした。


3人目は元読売ジャイアンツのピッチャー、マーク・クルーン選手。
そういえばいつの間にか見なくなったと思ったら、ジャイアンツとの契約を打ち切られて、現在はサンフランシスコ・ジャイアンツマイナー契約してるんですね。
インタビューが行われた時はまだ行き先が決まっていない時だったとのことで、第一希望は日本でプレーすることだと話されていました。
読売ジャイアンツでも、その前に所属していた横浜ベイスターズでも、チームメイトにとても恵まれたとのことで、具体的な選手名もたくさん挙げられていました。
メジャーリーグと比べても日本のプロ野球のレベルは遜色ないし、選手も監督もファンも素晴らしいとの言葉にちょっと感動。
言葉の壁なんかもあっただろうに、これだけ日本のプロ野球を好きになってくれるなんて、うれしい限りです。
昨年は怪我があって思うような成績を挙げられず、そのことがジャイアンツとの契約打ち切りにつながったようですが、またぜひ日本でプレイしてほしいなぁと思いました。