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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 2011年1月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2011年 01月号 [雑誌]

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2011年 01月号 [雑誌]


1月号のインタビュー1人目は、レオナルド・ディカプリオ氏♪
EJのインタビュー常連になってきてるような…。
以前は彼のインタビューは聞き取りが難しいと感じていたのだけど、最近はちゃんと内容も理解しながら聴くことができるようになりました。
自分の英語力が上がったしるしだと思っていいかな…。
さて、今回のインタビューでは映画「インセプション」についての話が主になっています。
この作品はSFの大作で、かなり複雑な設定があってやはりそのあたりが演じる上でも難しかったようですが、レオが楽しんで撮影に挑んだということが伝わってくるインタビューでした。
そしてもっとも印象的だった話が、共演の渡辺謙さんについて。
レオによると、渡辺さんは「日本の国宝にすべき」だそうです。
とにかく大絶賛という感じで、日本人として誇らしいような気持ちになりました。
インセプション」、つい最近DVDが出たようですね。
見てみようと思います。


2人目は理論物理学者のミチオ・カクさん。
日系アメリカ人で、ノーベル賞受賞も遠くないと言われている優秀な物理学者だそうです。
インタビューはもちろん物理学についてで、物理がとても苦手な私としてはアレルギーが出るかと思いましたが、意外とくだけた話が多くて面白かったです。
特に興味深かったのは現在の理科教育の問題点についての話でした。
理系離れが叫ばれて久しいですが、その原因のひとつが、学校の理科の授業が面白くないせいだと言われていました。
インターネットで検索すればすぐに分かるような用語や元素周期表などを暗記させるのがよくない、と。
科学という学問の基本は「覚えること」ではなく「考えること」なのだそうです。
これには考えさせられてしまいました。
これは理科だけでなく、他の教科にも言えることなのではないかなぁと。
これからの学校教育は、インターネットで調べたことを基に考えさせるものにしていかなければならないのかもしれませんね。
すぐに調べられることをわざわざ暗記する必要は確かにないのかもしれません。


最後は「源氏物語」の研究家で翻訳家のマイケル・エメリックさん。
源氏物語」だけではなく、吉本ばななさんや高橋源一郎さんなどの現代作家の作品も英訳されている人です。
とは言っても話の中心はやはり「源氏物語」。
日本人にとっても深く理解するには難しい「源氏物語」ですが、エメリックさんは「逆にアメリカ人であることが『源氏物語』を読む上で少し有利だった」と言われていてちょっと驚きました。
曰く、「理解できるはず」という先入観や思い込みがなかったのがよかったと。
う〜ん、確かにそうとも言えるのかなぁ…。
とは言え苦労して読み解かれたことは間違いないだろうと思います。
本にはエメリックさんが翻訳した冒頭部分も載っていましたが、原文の意味に忠実な訳だと思いました。
ちなみにこのインタビューは聞き役が翻訳家の柴田元幸さんで、なかなか豪華なインタビューだったと思います。