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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

「SENSE」Mr.Children

SENSE

SENSE


【収録曲】
1. I
2. 擬態
3. HOWL
4. I’m talking about Lovin’
5. 365日
6. ロックンロールは生きている
7. ロザリータ
8. 蒼
9. fanfare
10. ハル
11. Prelude
12. Forever

Mr.Childrenのニューアルバム「SENSE」、もちろん発売日前日にフラゲしました。
発売直後の一番ホットなタイミングを外してしまって今さらではありますが、感想を記しておきたいと思います。


前作「SUPERMARKET FANTASY」はポップに徹した作品でしたが、今回はミスチルのロックな部分が出ているかなという感じ。
かと言ってポップではないかと言ったら全然そんなこともなく、ミスチルらしい聴きやすさもあるのですが。
個人的にはポップなミスチルも、ロックなミスチルもどちらも好きです。
ただ、この「SENSE」に関しては、今までのミスチルのアルバムとは違う、とても新鮮な感覚で聴くことができました。


今までのアルバムは、先行してシングルが何枚か発表され、タイアップもたくさんついて、ヒット作満載のアルバムというものが多かったと思います。
でも、この「SENSE」に収録された楽曲のうち、リリースされたのは「fanfare」のみ。
それもCDシングルではなく配信限定という形でした。
タイアップも「ONE PIECE」の映画主題歌になった「fanfare」と、NTTのCMに使われている「365日」の2曲のみ。
そしてアルバムリリースが発表されても、アルバムタイトルもジャケットも収録曲も、発売日の2日前になるまで一切公式発表されず、「トビウオニギタイ」という謎のテレビCMが流れたり、これまた謎のティザーサイトが出現したり…と、プロモーションと呼べるものはそれくらいでした。
もちろんテレビに出演して新曲披露などというものも一切なし。
「ロックンロールは生きている」と「擬態」が発売前にラジオ限定で音源解禁されたりしましたが、ファンとしては「ミスチルは一体何をやろうとしているんだ」と戸惑うばかりでした。
いつもならアルバム発売前には雑誌でインタビュー記事が出たりして、アルバムやそれぞれの曲についてのメンバーの思いを知ることができるのですが、それもなく…。
アルバム発売から10日経った今となっても、結局あの謎のCMやティザーサイトにはどんな意味があったのか、よく分からないままの部分が残っています。


その分からないままの部分を、メンバー自身の口から解き明かしてほしいと思わなくもないですが、実際のところ来年のライブツアーでも特に「種明かし」はないんじゃないかなという気がしています。
音楽に本来、説明は必要のないものだから。
この情報があふれる世界で、余計な情報を入れることなく、ただアルバムを聴いて、そこから何かを感じ取る。
もちろん感じ取るものは人によって違うけれども、そのどれもが正解。
音楽がもたらす答えは、ひとつではないから。
そんなふうに思いました。


個人的にはアルバム全体の流れがとても好きです。
前半は「I」をはじめとして、「深海」を思い出させるようなダークな面が出ていて、ネガティブな歌詞も多いですが、後半になるにつれて前向きな曲が増えていくのがよいなと思いました。
特に「蒼」から「fanfare」の流れには頑張ろうと思わせられました。
嫌なことも辛いこともたくさんあるけれど、感覚を研ぎ澄ませて希望を見出していこうと思えるアルバムで、個人的にはミスチルのアルバムの中ではかなりお気に入りの部類に入りそうです。
過去のミスチルの曲を思い起こさせるような歌詞もいくつか見られ、もっともっと聴き込んで、たくさんのものを感じ取りたいなぁと思います。


来年のライブツアー、行きたいけどチケット取れるかなぁ…(^_^;)