tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

『おひとり様物語 (2)』谷川史子

おひとり様物語(2) (ワイドKC)

おひとり様物語(2) (ワイドKC)


上京したての女子大生、バツイチの編集者、専業主婦に憧れるOL、結婚11年目の薬剤師etc.さまざまな人々の愛すべきおひとり様ライフを温かく描く大人気オムニバスシリーズ、待望の第2巻!!大好評カラー口絵&巻末描き下ろし「告白物語」も収録!

『3月のライオン』4巻より先に読んでいたので前後してますが…。
やっぱり谷川史子さんの作品は癒される〜♪
泣ける率も高い谷川作品ですが、『おひとり様物語』は私にとっては癒される作品です。


ひとくちに「おひとり様」と言ってもいろんなおひとり様がいるものです。
一人暮らしを満喫する社会人、初めての一人暮らしに寂しさを覚える大学生、離婚しておひとり様に戻った人、結婚して子どももいるのだけれど他の男性に惹かれてしまう人…。
女性は男性よりも寿命が長い分、どんな女性も最後はみんなおひとり様、と言ったのは上野千鶴子さんでしたっけ??
だからこそ、この作品はどんな女性が読んでもきっと共感できるところがある作品だと思います。
今回私の心に一番響いたのは実家の母親や兄に「早く結婚しろ」と言われる一人暮らしOLの話でした。
このセリフ↓、他人事じゃないなぁ…。

私は毎日を心穏やかに
充ち足りて過ごしているのに


別に一生結婚しないなんて
言ってないのに


恋人や夫がいないと
許してもらえないの?     だめですか?


今の私は
そんなに
だめですか?

いろんな生き方がある…とは言っても。
女性として子どもを産むことを期待されるのは生物学的に当然のことだとも思います。
う〜ん…難しいね。


3巻はどんなおひとり様が登場するのかな。
楽しみに待ってます。