tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 1月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2010年 01月号 [雑誌]

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2010年 01月号 [雑誌]


今年も頑張ってCDを聴いてリスニング力アップを目指します♪
1月号のインタビュー1人目は、俳優のジョニー・デップさん。
これまた今さら説明の必要もない超人気俳優ですね。
一見ワイルドなのですが、瞳が優しいのがこの表紙の写真からもうかがえます。
インタビューを聴いていても落ち着いた語り口と言葉選びに彼の優しさがにじみ出ているように思えました。
この辺りが人気の秘密でしょうかね。
今回のインタビューは新作映画「パブリック・エネミーズ」や自らが監督として製作した映画のこと、またプライベートのことまで多岐にわたる話題で楽しめました。
この10年間で変わったことは、と訊かれた時の返答が「子どもの成長を実感できるようになった」というもので、彼が公私共に順調で幸せであることが感じられる、暖かい雰囲気のインタビューでした。


2人目は英語講師のデビッド・バーカーさん。
アルクから英語学習に関する本を何冊か出されている関係で今回のインタビューに登場となったようです。
日本人がやりがちな英語の間違いについて、その大きな原因は日本語化している英語にあると言われていました。
この意見には私も同感です。
「チャレンジ」「ユニーク」など、日本語と元の英語では微妙に使われ方が違う(全然意味が違うというわけではないのが厄介…)言葉がいくつかあって、英語での使用法や微妙なニュアンスをつかめるようになるには、かなりの時間がかかります。
うっかり日本語と同じ感覚で使ってしまって相手の英語ネイティブに別の意味に取られてしまう…という失敗はよくあることだと思います。
バーカーさん自身も日本語の勉強では苦労をされてるそうで、自身の経験談から語られる語学学習に対するアドバイスはとても説得力がありました。
日本で英語を教えている先生だけあって、英語はとても聞き取りやすかったです。


最後はアドビシステムズの社長、クレイグ・ティーゲルさん。
アメリカ本社の方ではなく、日本法人の方の社長さんです。
自社の製品のこと、プレゼンテーションの仕方、日本のビジネス習慣などについて話されていましたが、一番印象に残ったのは「日本人は10年前と比べてずいぶん英語力が上がった」という話でした。
ビジネスのグローバル化で英語力の必要性が高まっていることもあるのでしょうが、ポッドキャストや動画などで語学を習得するには便利な環境が整ったということもあるのだと思います。
そういう意味ではアドビ社もIT系企業として日本人の語学力向上に多少は貢献しているのかもしれません。
それによって外国人社長も働きやすい環境が日本社会にできてきたのなら、面白い相互作用だなぁと思いました。
ティーゲルさんはオーストラリア人とのことで、ei(エイ)の音がai(アイ)になる、典型的なオーストラリア英語。
ある単語が別の単語に聞こえてしまったりすることもありましたが、発音自体ははっきりしているので、何度か聞いているうちに慣れてきて正しく聞き取れるようになりました。