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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 9月号


9月号は8月発売号ということでか、「平和」をテーマにしたインタビューや記事が中心でした。
まずインタビュー1人目はトム・クルーズさん。
今さら説明の必要もない大スターですね。
ヒトラー暗殺計画がテーマの映画「ワルキューレ」についてのインタビューでした。
彼はかなり昔からヒトラーに興味があって、4歳の時にヒトラーについての映画だかドキュメンタリーだかを観て、「どうして誰もこの人を殺さなかったのだろう」と思ったのだそうです。
…すごい4歳児ですね〜…(・_・;)
ワルキューレ」というのは実際に計画・実行されたヒトラー暗殺作戦の名称なのですが、トム・クルーズはこの作戦の中心人物クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐の役を演じています。
結局この作戦は失敗し、シュタウフェンベルク大佐は処刑されるのですが、ヒトラー暗殺が成功していたら歴史はどう変わっていたのだろう…といろいろ考えさせられました。


2人目は物理学者のデービッド・ライトさん。
科学者の立場から北朝鮮の核やミサイル問題について話をされていました。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は技術的には失敗という結果でしたが、国際社会(特にアメリカ)の関心を引き付けるという点では成功だったと言えると言われていました。
また、こういう新技術の実験はいきなり成功すると却ってその後の技術の進歩が阻害されることがあるそうで、そういった意味でも失敗したことは北朝鮮にとって決して悪いことではなかった、という話にちょっとぞっとしました。
核実験についても技術的にも成功というにはまだ程遠い段階なのだそうですが、国際社会へのアピールという点では決して失敗ではないですもんね。
経済制裁だけではなく、対話の場を持つことも対北朝鮮外交においては大切というライトさんの意見には頷けるところがありました。
鳩山政権やオバマ政権が今後北朝鮮とどのような姿勢で接していくのか気になるところです。


最後は「戦争に反対するイラク帰還兵の会」という団体へのインタビュー。
実際にイラク戦争で戦地へ赴いた退役軍人による平和の訴えは説得力がありました。
誰しも自分が過去に行ったことを過ちだったとは認めたくないものでしょうし、批判されることも承知で世間に訴える活動を行う勇気など、誰もが持てるものではないと思います。
イラク戦争に行った兵士たちは帰国後精神を病んだりした人も多く、戦争が味方にも敵にも不幸をもたらすものであるということが実感できます。
この会は会としては全ての戦争に反対の立場を取っているそうですが、メンバーの中にはイラク戦争には反対だがアフガニスタン侵攻には賛成という意見の人もいるということでした。
そういえばオバマ大統領もアフガン侵攻については意義があったと認めているのでしたっけ。
やっていい戦争、悪い戦争、その境界線は一体どこにあるのか、難しいところだと思います。
戦争と平和の問題はなかなか決着のつかない、人類にとっての永遠の課題のようなものなのかもしれないと思いました。