tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

「CALLING」コブクロ

CALLING(初回限定盤DVD付)

CALLING(初回限定盤DVD付)


【収録曲】
01. サヨナラ HERO
02. 恋心
03. To calling of love
04. 虹
05. STAY
06. 天使達の歌
07. FREEDOM TRAIN
08. Summer rain
09. Sunday kitchen
10. 神風
11. ベテルギウス
12. 時の足音
13. 赤い糸

コブクロの7thアルバムがリリースされました。
「コブクロらしくない」と言われることが多いというこのアルバムですが、確かに新鮮な感じのする楽曲が多いけれど、コブクロらしさを失ったわけではないと感じます。
10年かけて2人が積み上げてきたコブクロらしさの上に、新たなコブクロらしさを築いていこうとしているような、そんなアルバムではないかなと思いました。


新鮮さを感じる曲と言えば筆頭はやはり1曲目の「サヨナラ HERO」。
いきなり小渕さんの叫びから始まるバリバリのロックチューン。
小渕さんがギターを始めるきっかけになり、ストリートライブで雨が降ると必ず歌っていたという曲「雨上がりの夜空に」と故・忌野清志郎さんに捧げられた曲です。
忌野さんとコブクロってなんだか繋がらないような気もするのですが、この曲を聴けば2人の思い入れが感じられます。
今日のMステで披露されましたが、途中2人が人差し指を上にあげてジャンプするところは、ライブでみんなでやったりするのかなぁなんて思いながら見ていました。
あとは「Sunday kitchen」もコブクロには今までありそうでなかった曲調ではないかと思います。
歌詞だけ見ればすごくコブクロらしい(いや、小渕さんらしい?)なぁと思うのですが。
野菜を切ったり、肉を焼いたり、缶ビールをプシュっと開けたり…と、効果音に遊び心が感じられる1曲です。
「神風」もエレキギターを効かせたバリバリのロックで、コブクロと言えばバラード、と思っている人には驚かれそう。
でも実はインディーズ時代から歌われている、とても息の長いライブ定番曲です。
今回は間奏にアレンジが加えられてとてもかっこよい曲に仕上がりました。
ライブのテンションをそのままレコーディングしていて、コブクロには珍しい熱い曲です。


個人的には黒田さん作詞作曲の「To calling of love」がようやく音源化されてうれしい限りです。
いきなり告白しちゃいますが(笑)、私は今まで聴いた洋楽・邦楽問わず全てのボーカリストの中で、黒田さんの声が一番好きです。
その黒田さんの声で、甘く優しく力強く(優しさと力強さは両立するのです!)歌い上げられるこのラブバラードはホント最高!!
昨年の5296ツアーで一番気に入ったこの曲、運よく今年のファンフェスタでも聴けて、アレンジも黒田さんのボーカルもどんどん進化してますます好きになりました。
最近黒田さんがこだわっている「柔らかく響かせる」発声と歌い方も、この曲にとても合っていて、聴いているとうっとりしてしまいます…。
この曲がアルバムのタイトルも「呼んだ」みたいですし、ぜひたくさんの人に聴かれて新たなファンをも「呼ぶ」曲になってほしいなぁと願っています。
5296ツアーで披露された新曲の中では、「FREEDOM TRAIN」も黒田さんのボーカルの魅力を前面に出したアレンジになっててうれしく思っている、黒田さんの声至上主義の私です(笑)
ごめんね小渕さん、小渕さんが悪いんじゃないの、黒田さんがよすぎるの…(*^_^*)


他、結成10周年記念曲の「時の足音」(イントロが泣ける)、今年発売のシングル「虹」「STAY」、インディーズ時代の名曲「赤い糸」…と、とても豪華なラインナップで大満足のアルバム。
しばらくヘビロテ決定です。
初回限定盤のDVDも、PV2曲、ロングインタビュー、レコーディング風景、絢香×コブクロ、昨年と今年のファンフェスタ、リアル×コブクロイベント、東京タワーイベント、昨年末のストリートライブ…といつも通り非常に豪華な内容でした。
今月下旬からはライブツアーもいよいよ始まります。
私も9月のライブまでにアルバムを聴きこんどかなきゃ。
楽しみ〜〜♪♪


…と言いながら、実は昨日発表されたミスチルの年末のドームツアーの方にテンションが傾いている私なのでした(^_^;)
なぜか大阪だけ3 days…ドームで3日間って、動員10万人超えるよね?
チケットも多少は取りやすいんじゃないかと、期待が膨らむばかりです。
あ〜、幸せ。