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tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 3月号

ENGLISH


ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2009年 03月号 [雑誌]

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2009年 03月号 [雑誌]


3月号のインタビュー1人目は緒方貞子さん。
日本人による英語のインタビューは初めてじゃないかなぁ。
でもこれがとってもよかったです!
緒方さんの英語は決して「ネイティブ並み」というわけではありません。
母語としてではなく、後から勉強して身につけた言葉だというのが分かる英語です。
文法的なミスも少しだけ見られます。
それでも淀みなくしっかりと自分の言葉で自分の意見が言える力強さがあり、非ネイティブとしては最高レベルの英語力をお持ちであるのは疑いないところです。
自らが関わっておられる国際協力の活動について論理的に、明快な言葉で話されるので、とても説得力があって分かりやすかったです。
話し方も、この年代の日本人女性らしく、落ち着いた上品さがあります。
それでいて、小学校で英語教育を必修にするという話になると、「週に1時間くらい英語を勉強したって何にもならない。It's nothing. It's a waste!」とバッサリ一刀両断。
…か、かっこいい〜!!と思わず心の中で拍手喝采してしまいました。
3月号の表紙には緒方さんのことを「世界に誇れる日本人」と紹介していたのですが、まさにその通りと思います。
ああ、緒方さんみたいな人が日本の総理大臣になってくれたらいいのになぁ。


2人目は歌手のシンディ・ローパーさん。
「Time after Time」はもちろん聴いたことがあるし、名前も知ってはいましたが、どんな人かは全く知りませんでした。
でもこのインタビューを聴いて、なかなか興味深い人だなぁと思いました。
とても政治色の強い歌を歌っていたり、大の親日家だったり、旦那さんも息子もいるのに同性愛のシンボル的存在だったり。
インタビューの中では、歌手として長いキャリアを持っていると、初期の頃からずっと長年にわたって歌い続けてきた曲に対して「もう飽きた」と感じたりすることはないのか、という質問に対して、歌うその時々のコンディションによって歌は変わるものだから、飽きるなんてことは絶対にないと言われていたのが印象に残りました。
確かに、アーティストの曲を聴く側としても、何回聴いても飽きないというのはあると思います。
それは彼女が言うようにアーティスト自身のコンディションだったり、聴く側のコンディションだったり、時代や場所などさまざまな要素が変われば同じ歌でも違って聞こえるからだと思います。
音楽が好きで、真剣に向き合っている人なんだなぁということがよく分かるインタビューでした。


3人目はマーシャル・ゴールドスミスさん。
多くの一流企業のエグゼクティブの教育を担当してきた人です。
学校を出たばかりの新人に対する教育はもちろん私も受けたけど、エグゼクティブクラスに対する教育ってどんなものなんだろうととても興味を持ってインタビューを聴きました。
…が、これがかなりの難物。
何がって聞き取りが。
めちゃくちゃ早口なんです。
ちょっと気を抜くとすぐついていけなくなるので、もう全身を耳にするくらいの勢いで聴かなければなりませんでした。
でもそうやって苦労して聞き取った内容はやっぱり面白かったです。
「変わろうという気のない人に何を言っても無駄だ」と言われていたのには、確かに…と思いました。
どんな人に対する教育であれ、まずは「自分を変えよう」という気にさせることから始めるのが大切なんでしょうね。
なかなか学ぶところの多いインタビューでした。