tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

『東京マーブルチョコレート ハロー、グッバイ、ハロー。』原作:Production I.G 漫画:谷川史子

東京マーブルチョコレート ハロー、グッバイ、ハロー。 (ワイドKC)

東京マーブルチョコレート ハロー、グッバイ、ハロー。 (ワイドKC)


失恋しても、大丈夫。
つぎの恋が、たぶんそこまで来てるから。
GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊」のプロダクション I.G 制作アニメ(キャラクターデザイン・谷川史子)との、スペシャルコラボ!!

こちらがもう1冊。
これは短編アニメーション作品「東京マーブルチョコレート」の番外編として谷川さんが漫画化したものなんですね。
アニメの方はスキマスイッチやSEAMOの楽曲とコラボしているそうです。
見てみたい気もするけどちょっと高い(DVDで発売されています)なぁ…。


まずは装丁が可愛くてうっとり。
書店で見て買おうと思ったのはこの装丁のおかげです。
しかし東京タワーって、あちこちの小説やマンガや映画に登場して、愛されてますね〜。
ストーリーの方は、これまた谷川さんらしい切ない恋が描かれています。
「あの時こうしていればよかった」とは誰もが思うことがあるもの。
後から過去を振り返って後悔しても遅いのだから、今頑張って行動を起こしてみようよ、というメッセージが伝わってくる作品です。
こっちの方が『くらしのいずみ』より少女マンガっぽい…かな?
なんだか最近こういう甘酸っぱいマンガに弱くなってしまいました。
私の中の「乙女」の部分がようやく目覚めたのか(遅すぎ!!)、単に歳をとってこういう純粋な恋心を描いたマンガを素直に受け入れられるようになったのか…。
よく分かりませんが、こういう少女マンガらしいマンガを読んで泣いている自分がけっこう好きだったりして(笑)


来月には谷川さんの初期作品集が漫画文庫で刊行されるようです。
そちらも楽しみ♪




本日のタイトル:スピッツ「スピカ」より