tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 2月号

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2008年 02月号 [雑誌]

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2008年 02月号 [雑誌]

いつの間にやらAmazonでもENGLISH JOURNALを取り扱うようになってたんですね。
これでこれからは表紙画像をつけられるなぁ。


さて、2月号のインタビュー1人目は女優のケイト・ブランシェットさん。
表紙の写真は公開中の映画「エリザベス ゴールデン・エイジ」からですが、凛々しくてかっこいいです。
インタビューも当然この映画に関すること。
「ヴァージン・クイーン」などと呼ばれたエリザベスI世について、「彼女は自分の周りにいる男性よりも男らしくあらねばならなかった」と話されていたのが強く印象に残ったのですが、その後映画のCMでのブランシェットさんの演技を見て納得しました。
女性である前に国王であって、当時の「強いイギリス」を率いていかなければならなかったんですもんね。
英語の方はイギリス女王役を演じるにふさわしい端正なイギリス英語。
強弱のはっきりしたメリハリのある話し方でした。


2人目…というより2組目は、映画「ザ・シンプソンズ MOVIE」のプロデューサー陣。
5人くらいの製作スタッフが参加した共同インタビューだったのかな?
ワイワイと賑やかで、スタッフたちの仲のよさがうかがえる楽しいインタビューでした。
ザ・シンプソンズ」、オーストラリアでホームステイしていた時に何度か見たような…。
日本でも放映されていたんでしたっけね。
日本ではC.C.レモンのCMの方が有名かもしれませんが。
アメリカでは15年以上も放映されている超人気長寿番組ですが、けっこうエグいアニメですよね…例えばこのエピソードとか>http://ja.wikipedia.org/wiki/Thirty_Minutes_Over_Tokyo
映画版はどうだったんだろう?
インタビューの中で特に印象に残ったのは、「このアニメではキャラクターを可能な限り少ない線で描こうとしている」という話でした。
シンプルかつ個性的な絵柄ですよね。
また、声優が何役も掛け持ちでやっているという話も知らなかったのでへぇ〜と思いました。


3人目はアドビシステムズ社のCEO、シャンタヌ・ナラヤンさん。
アドビといえばAcrobatIllustratorPhotoshopですね。
パソコンを使う人なら誰もが一度はアドビ社の製品を使っていると思います。
ナラヤンさんはインド出身。
アメリカのIT企業にはインド出身の人が多いといいますが、アドビのような大きな会社のCEOまでもインド人なんですね。
さすがに英語もインド訛りでかなりくせがありましたが、聴いているうちに慣れてきました。
訛りはあるものの話し方には全く言い淀みなどがなく、文法的な間違いもほとんどありませんでした。
かなりの早口で、このインタビューの次に収録されているBBCのニュースがゆっくりに感じられたほどでした。
おかげでシャドーイングは辛かった…。
訛りはあってもこれだけしゃべれたらそりゃネイティブじゃなくても企業のCEOにもなれるというものです。
ITの今後についての話も面白かったですが、個人的にナラヤンさんがどのように英語力を身につけたのか訊いてみたいなぁなんて思いました。