tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

My Best Book of the Year 2007

毎年恒例の「tontonの今年の10冊」(そんな名称あったっけ?)を今年もお送りします。
対象は私が2007年1月1日以降に読了した漫画除くフィクション、計61冊(分冊ものは全てまとめて1冊として計算)。
う〜ん、もうちょっと読めるかと思ったんですが、あまり数が伸びませんでした。
今月の読了数が2冊というのが痛い。
いや、『暗黒館の殺人』が4分冊でしたから、実質5冊読んだんですけどね。
では今年の10冊を発表します。
例年通り順位なし、読了した順、作家名敬称略でお送りします。


今年もまたかなり迷いに迷ってこんな結果になりました。
なんと言っても今年は上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」との出逢いが一番うれしかった!
何気なく書店で取ってみて本当によかったです。
現在、シリーズ3作目の『夢の守り人』が手元にあります。
これは新年のお楽しみに取っておくのです♪
ミステリでは○○トリックものの面白い作品がいくつか読めて大満足でした。
伊坂幸太郎さんも今年になって遅ればせながらその魅力を認識できました。
佐藤多佳子さんや瀬尾まいこさんも今年はそれぞれ数冊ずつ読めて、どれも面白かったです。
ハリポタ最終巻も期待を裏切らない出来で、非常によかったです。
あの膨大な数の伏線をよくあそこまで徹底的に拾い尽くしたものです。
日本語版待ちの人は来年の刊行を楽しみにしていてくださいね。


他に印象に残ったのは、『鉄鼠の檻』(京極夏彦)、『最悪』(奥田英朗)、『幻夜』(東野圭吾)、『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)、『幸福な食卓』(瀬尾まいこ)、『闇の守り人』(上橋菜穂子)、『犯人に告ぐ』(雫井脩介)、『カラフル』(森絵都)、『螢坂』(北森鴻)、『最後の願い』(光原百合)、『硝子のハンマー』(貴志祐介)、『明日の記憶』(荻原浩)…などなど。
それと、ノンフィクションでは米原万里さんの『打ちのめされるようなすごい本』に衝撃を受けました。
この年末年始は米原さんの本を何冊か読む予定です。
今年も面白い本にたくさん出逢えました。
来年もまたよい本との出逢いがたくさんありますように…。