tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 8月号

8月号のリスニングも無事終了♪


8月号のインタビュー1人目は、イギリス版「千の風になって」を歌うメゾソプラノ歌手、キャサリン・ジェンキンスさん。
日本でもここのところクラシック音楽ブームが起きていますが、イギリスでもそれは同様で、そのブームの火付け役となった歌手のひとりがこのキャサリン・ジェンキンスさんだそうです。
歌声は聴いたことがないのですが、インタビューに答えている彼女の話し方はいかにも若い女性らしい話し方で、ちょっと意外な感じがしました。
どちらかというとアイドルっぽいというか…。
でも実力派の歌姫みたいですねぇ。
しかも美人!
天は二物を与えるのですね…。
でもちょっと驚いたのが、メゾソプラノの声が完成するのは30歳前後だという話。
意外と遅咲き(?)なんですね。
キャサリンさんの歌声はまだまだ成長途上ということです。
今後の目標として、オペラをやったり、グラミー賞を受賞したりしてみたいという彼女。
ぜひ頑張って、日本でも有名になるくらい活躍してほしいですね。


2人目はジャーナリストのボブ・ウッドワードさん。
この人はウォーターゲート事件の報道で有名になった人ですね。
現在もブッシュ政権のイラク政策についての取材で注目を浴び続ける、アメリカを代表するジャーナリストです。
ここ数年、ブッシュ政権批判についてはさまざまなインタビューや記事を見聞きしてきたので、私もずいぶんアメリカの政治用語に強くなったような気がします。
こういうインタビューって論旨が明確で、語彙さえクリアできればすごく理解しやすいんですよね。
インタビューワーは日本人の方でしたが、この人も「ラムズフェルドは無能だったと思いますか?」なんてズバリと斬り込んでいて、非常に面白いインタビューでした。


最後はWikipediaの創設者、ジミー・ウェールズさん。
Wikipediaには英語学校の宿題をやる時なんかに大変お世話になってます。
でもやっぱり情報の信憑性については、あまり過信しないほうがいいみたいですね。
「例えばちょっと東京の歴史について知りたいなんてときにはいいけれど、脳外科手術を受ける前に手術内容について調べたいなんていう重大な局面ではウィキペディアよりも事典や専門書などをあたったほうがよい」と言われていました。
最近は大学生がレポートにウィキペディアの記述を丸写しするなんていう例も多いようですが、ウィキペディアに書かれていることがすべて正しいとは限らないので気をつけたほうがいいですね。
また、「ウェブの世界において日本人は言語的に孤立する(英語ができないから)という考え方をどう思いますか?」と訊かれたのに対しては、「そうは思わないけれど、英語ができた方が世界が広がるのは確か」と答えられていました。
日本人は言語的にかなり特殊な環境にいます。
日本語を話すのはほとんどが日本人で、日本にいる限り日本語だけで仕事ができ、生活できる。
これがちょっと貧しい国だと、外国語ができなければ仕事がなくて生きていけないのだから、ウェールズさんの言う通り日本人は本当に恵まれた環境にいると思います。
でもそういう環境だからこそ、外国語ができれば大きなアドバンテージになる。
私もほぼ同じような考えを持っているので、とても共感できました。
できれば、外国語ができない日本人のために「言語の壁」を取り払うような仕事ができたらいいなぁ…。
勉強頑張ろう。