tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 5月号

5月号のCDを聴き終えました。
5月号はインタビューがどれも面白くて大満足でした!


まず1人目は、現在主演映画「ブラッド・ダイヤモンド」が公開中のレオナルド・ディカプリオさん。
5月号は表紙もレオのグラビアだったのですが…いやぁ、精悍な男らしい表情をするようになりましたねぇ。
タイタニック」の頃はまだアイドルっぽかったもんね。
そして、インタビューを聴いてみてびっくり。
実はレオのインタビューを聴くのは2度目で、1度目は人気絶頂の頃だったんですが、そのときはすごい早口で聞き取りにかなり苦労した覚えがありました。
ところが今回かなり聞き取りやすくなってるやん!
これはレオが大人になって落ち着いた話し方をするようになったからなのか、私の英語力が上がったからなのか…?
できれば両方と思いたい(^_^;)
いや、本当に聞き取りやすくて助かりました。
話自体も面白かったしね。
「ブラッド・ダイヤモンド」に出演するにあたって、アフリカのことやダイヤモンド利権のことについてかなり勉強して撮影に臨んだレオの意気込みが伝わってきました。
石油利権などと違ってダイヤモンド利権についてはあまり知らない人が多いのではないでしょうか?
私もこのインタビューを聴くまでは、アフリカで起きている紛争にダイヤモンドの利権争いが絡んでいるなんて全く知りませんでした。
もっと詳しくこの件について知りたくて、映画も観に行きたくなっちゃった。
ダイヤモンドを買う時は(ってそんな時は訪れるのか…)、「Conflict-free」(紛争に関係なし)の証明がついたものを買うようにしなくちゃ。
*自分用メモ>関連サイト:お探しのページは見つかりません (404 Page Not Found) : アムネスティ日本 AMNESTY


2人目は心理カウンセラーのジョン・グレイさん。
男女関係についての著書が有名な方ですね。
近年の女性の社会進出に伴い、オフィスや家庭で男女がうまくやっていく秘訣についての話だったのですが、これがまた面白かったです。
職場というのは基本的に男性ホルモン(テストステロン)が増えやすい環境なんだそうです。
男性ホルモンは、男性が安らぎを得るために必要なホルモンだそうで、だから男性は職場でストレスがたまりにくいのだけど(本当??)、逆に女性は男性ホルモンが増えることによってイライラしやすくなるのだそうです。
そこで女性が職場でうまくやっていくためには、おしゃべりを楽しむことが必要なのだそうです。
女性がおしゃべりをすると、女性ホルモン(オキシトシン)が増加し、イライラが解消できるのだそうです。
う〜ん、そう簡単にホルモンで話を結論付けられるものなのかなぁとは思ったけれど、よくよく考えてみると私自身にも覚えがあるような。
前職の頃、ある時から昼休みに女性社員が交代で電話番をしなければならなくなって、仕事量が増えたのもあって、全員ばらばらの時間に食べるようになり、それまで昼食を食べながら女性同士でおしゃべりするのが唯一の(?)楽しみだったのに、それができなくなったんですね。
考えてみれば、それが私が前職を辞める決意をする第一のきっかけだったの。
昼休みのおしゃべりがなくなってからというもの、本当に会社が苦痛だけの空間になっちゃってね。
やっぱり女にはおしゃべりの時間は必要なんですよ。
そんなにしゃべり好きというわけでもない私でもそう感じるんだから。
職場に女性も必要だと思うなら、ぜひ男性にはそこのところ考慮していただきたい。
考慮できないなら、男性のみで頑張ってくださ〜い、と言うしかないのかもしれませんね。
英語は聞き取りやすくて話の内容も面白くて、言うことなしのインタビューでした。


ラストは先月と同じくシリコンバレー経営コンサルタントであるキンバリー・ウィーフリングさん。
彼女の話はリーダーシップとは何か、またリーダーに求められる資質とは何か、についてでした。
これもなかなか面白かったですよ。
リーダー向きの人物像というと、なんだか体育会系とか熱血系とか話のうまい人みたいなそんな感じの人を思い浮かべてしまうけれど、彼女が言うにはリーダーに最も求められる資質は「聞き上手であること」なのだそうです。
なるほど、確かに人の言うことを聞かない人が上司だとけっこう困るなぁ…。
広い心で人の話を聞くこと、これが最も大事なのだそうです。
だから必ずしもリーダーは話し上手である必要はなくて、寡黙でも全然かまわないのだとか。
まぁ寡黙すぎても困るけど、確かに物静かでも人の心をつかむのがうまい人というのはいるもんね。
リーダーはやっぱり人に信頼されてなんぼだと思うしね。
「誰でもリーダーになれる可能性は持っている」というキンバリーさんの言葉に勇気付けられました。
私も聞き上手を目指したいと思います。