tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 2月号

2月号のリスニングCD終了♪
もうすぐ完全に雑誌の発行ペースに追いつくなぁ…(^−^)


2月号のインタビュー1人目は、「グッド・ウィル・ハンティング」「アルマゲドン」などでおなじみの俳優、ベン・アフレックさん。
彼の英語はとにかく早口で参った…。
訛りはないし、発音がはっきりしているので聞き取り自体は意外に難しくはなかったけれど、これをシャドーイングするのは絶対無理(私はいつもこのCDでシャドーイング練習をしているのです)。
どうやったらあんなに滑らかに舌が回るのでしょうか…。
日本語でも滑舌の悪い私にはあまりにも難しすぎました。
でもネイティブスピーカー同士の日常会話だとこれくらいのスピードなのかな。
日本人にはとてつもなく速く聞こえるCNNとかBBCとかのニュースだって、日常会話よりはゆっくりだって言いますもんね。
…はぁ、英語ペラペラへの道は果てしなく遠いなぁ。
話の内容は、あまりなじみのないドイツ語の単語がいくつか出てきて、なんだか小難しい感じでした。
なんなんだろ、そういうインテリっぽいしゃべり方が好きなのかな?


2人目はコロンビア大学ESL(English as a Second Language=第二言語としての英語)を教えるミレーナ・レミスさん。
NHKの語学番組に出ていたこともあるそうなので、ご存知の方もいらっしゃるかも?
彼女の英語はさすが教員、ゆっくり・はっきりした非常に分かりやすい話し方で、ベン・アフレックさんの早口英語に疲れた耳が癒されました(笑)
話の内容も語学教育についてだったのでとっつきやすくて面白かったです。
それで私、ひとつ今まで勘違いをしていたことに気付きました。
それはESLとEFL(English as a Foreign Language=外国語としての英語)の定義についてなのですが、私はESL=自分の母語は英語以外の言語なんだけれども、母国は英語を公用語とする国の人が学ぶ英語で、EFL=母語が英語以外の言語で、母国も英語が公用語ではない国の人が学ぶ英語、だと思っていました。
ところがこれは微妙に間違っていて、英語以外の言語を母語とする人が、英語を公用語とする国に滞在して学ぶ英語がESLで、英語を公用語としない国で学ぶ英語がEFLなんですって。
つまり、日本語を母語とする私が今こうして日本で学んでいる英語はEFLだけど、もしアメリカにでも留学して現地の大学や語学学校で英語を学ぶなら、それはESLになるのだそうです。
はぁ〜、思いっきり勘違いしてた〜(^_^;)
よい勉強になりました(笑)
また、ミレーナさんの言葉の中では"To me, teaching is learning."(私にとって、教えることは学ぶことなのです)という言葉が印象に残りました。
こんな先生に教わってみたいなぁ。


最後は、『フリーエージェント社会の到来』などの著書で知られるダニエル・ピンクさん。
情報化社会においてビジネスパーソンが生き抜くために必要な能力とは何か、について語っています。
それは、思いやりを持つとか、想像力を持つとか、そういった機械化やアウトソーシングができない能力だそうです。
考えてみれば当たり前のことのような気もしますが…機械でできることは機械に任せてしまって、人間は人間にしかできないことをやる、というのが21世紀のビジネスのあり方なのでしょうね。
仕事の機械化やアウトソーシングが進んで雇用形態も大きく変化してきていますが、これはもう日本とかアメリカとか関係なしに、世界的な流れなのでしょう。
いろいろ検索してみたら、ダニエルさんのブログを発見しました>http://www.danpink.com/
このブログの2/14の記事で紹介されている"Terra Bite Cafe"というシアトルのカフェが面白い。
このカフェのメニューには値段が書いていなくて、お客さんがどれくらい払うかを決めるんだって。
無料のWi-Fiや、ゲーム(Xbox、PS3)も楽しめるそうですよ。
こんなの日本にもあったら面白いかも…。