はい、予告どおりの2006年読書総括&私的ベスト10です。
まずは早速ですがベスト10から。
対象は今年読んだフィクション(漫画除く)計62作品。
ただし順位は付けづらいので、下記リストの順番は単純に読んだ順となっています。
書名をクリックすると、私の感想に飛びます。
著者名は敬称略で失礼します。
『夜のピクニック』もよかったけどあえてこちらを。歴史SF好きなんです♪
ちょっと痛くて、ちょっと可笑しくて、ちょっと切ない青春小説の傑作。
世界規模のベストセラー。最後までどきどきわくわくしながら一気に読みました。
ミステリ的要素も含んだ、情感たっぷりの恋愛短編集。今年読んだ恋愛小説ナンバー1。
青春時代の痛みと切なさを描き切った日常の謎系ミステリ。
美しい風景描写が印象的。高原の風のようにさわやかですがすがしい青春連作ミステリ。
身の回りの環境や人の心に潜む「毒」の恐怖を考えさせられた作品。
- 『家守綺譚』梨木香歩
独特の雰囲気を持った和風ファンタジー。季節の自然のにおいが感じられる作品。
映画化もされた感動の名作。東野さんにはこの作品で直木賞を獲って欲しかった。
全編通して涙が止まらない、感動の短編集。今年一番泣けました。
かなり迷って上のような10選になりました。
いつもの顔ぶれもあれば、今年初めて読んだ作家さんも入っていて、改めて今年の読書は充実していたなぁと思いました。
作家別で言えば、一番読んだのは去年と同じく東野圭吾さんですが、今年一番印象に残っているのは米澤穂信さん。
今年は4作品読みましたが、どれも非常に面白かったです。
来年は夏ごろに『秋期限定マロングラッセ事件』が刊行されるそうですし、また面白い作品を期待しています。
また、今年は去年より10冊以上読了数が増えました。
来年もこの調子でどんどん読んでいきたいと思います。
〜番外編〜
フィクション以外に特に心に残った作品ベスト3をご紹介します。
- 『春になったら苺を摘みに』梨木香歩
バックグラウンドの違う他人を受け入れることの尊さを考えさせられたエッセイ。
大ヒット漫画の完結編。さわやかな感動の涙を呼ぶ素晴らしい最終回でした。
もっと早く読めばよかった、と後悔しきり。全世界に紹介したい必読漫画。
漫画はもっと読みたいんですが、読み出すと止まらなくなるような気がして、怖くてなかなか手を出せないのです…。
来年は、余裕があれば『のだめカンタービレ』を読みたいですね(っていまさら!?1巻だけは読みました…)