tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 11月号

11月号のリスニングCDはオーストラリア&ニュージーランド英語特集ということで、オーストラリア英語代表として俳優のヒュー・ジャックマンさん、ニュージーランド英語代表としてニュージーランド政府観光局日本局長のジェイソン・ヒルさんの二人に加え、アメリカで若者に人気の若手女優、リンジー・ローハンさんのインタビューが収録されていました。


まずはオーストラリア出身で「X-MEN」シリーズでおなじみの俳優、ヒュー・ジャックマンさん。
オーストラリア英語はイギリス英語とはまた違った聞き取りにくさがありますねぇ。
[ei]という音を[ai]と発音するというのが典型的なオーストラリア英語の特徴とされていますが、ヒュー・ジャックマンさんの英語は[ai]の音がそれほどはっきりせず、[a]が[e]と[a]の中間のような音になっていて、私にとっては余計に聞き取りにくかったです。
あいまいな音って苦手なんですよね…(>_<)
ただ、学生時代オーストラリアでホームステイしていたときにはそれほどオーストラリア英語を聞き取りにくいとは思わなかった("way"を「ワイ」と言われて最初何のことか分からなかったけど)ので、慣れればなんとも思わなくなるものなのかもしれません。
話の内容では、ヒュー・ジャックマンさんはきちんとした演劇学校で非常にみっちりと演技の勉強をしたということが分かって興味深かったです。
オーストラリアって演劇が盛んなんでしょうか?
国立の演劇学校がいくつもあるなんて…日本にはそんなにないですよね?
ハリウッドで活躍する俳優にオーストラリア出身の人が多い理由が分かった気がします。


ニュージーランド観光局のジェイソン・ヒルさんの英語は、ヒュー・ジャックマンさんの英語より[ai]の音がはっきりしていると思いました。
"eight"を「アイト」なんて発音されても、すぐに「8」だなんて思い浮かびませんわ…(-_-;)
ただ、話の内容がとっつきやすいせいか、聞き取りはヒュー・ジャックマンさんの話より簡単なように思えました。
ニュージーランドはかなり以前から一度は行ってみたいと思っている国のひとつなのですが、今回ジェイソンさんのインタビューを聴いてその思いがますます強くなりました。
フィヨルドや山などの美しく雄大な自然、羊やキウイなどの動物、マオリなどの独特の文化、ワイン、温泉、アウトドアスポーツ…。
ジェイソンさんが言われているとおり、小さい国ながらこれら全てを一度に楽しむことができる国はニュージーランドしかないでしょう。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地として注目されたおかげで観光客が増えたそうですが(そういや私の知り合いにも「ロード〜」好きが高じてニュージーランドに留学した人が…)、それはありがたいことではあるが、少し複雑でもある、というジェイソンさんの言葉が印象に残りました。
確かに「ロード〜」は別にニュージーランドが舞台の映画というわけではないし、なんだか全体的に絵が暗かったですもんね。
ちょっと「本当の」ニュージーランドとはイメージが離れちゃってるかもしれない。
ぜひニュージーランドの本当の姿をこの眼で確かめに行きたいものです。


最後は20歳の人気女優、リンジー・ローハンさん。
ただいまアイドルから脱皮中の彼女は、若い人らしく非常に早口でころころと話題が変わる。
…つまり、非常に聞き取りにくい…。
でも聴いていて楽しいですけどね。
ルックスも、長いブロンドの髪、長いまつげ、短いスカートから伸びる細くて長い脚…と非常に可愛らしい。
例えるなら、全盛期の安室奈美恵さんのイメージにちょっと似てるかな。
歌手としても活躍していて、アメリカのティーンズに大人気の彼女はタブロイド紙(日本で言うならスポーツ新聞にワイドショー?)の取材の格好の的になっているらしく、このインタビューの数日前には車を運転中にパパラッチに追突されるという事故にあったばかりだったそうです。
幸い怪我はなかったそうですが、人気者はどの国でも大変ですねぇ…。
まぁこうして追いかけられるうちが華なのかもしれませんが、ダイアナ妃のようなことにはならないよう、気をつけて欲しいものです。