tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 10月号

10月号のリスニングCD終了!
10月号のインタビューは、俳優のマイケル・J・フォックスさん、女優のシャーリーズ・セロンさん、世銀総裁のポール・ウォルフォウィッツさんの3人でした。


マイケル・J・フォックスさんは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などでおなじみですね。
パーキンソン病を患っていることを公表し、現在も闘病中のマイケルですが、インタビューの音声を聞いている限りでは非常に健康そうな感じがします。
けれども、途中で薬を服用するために退席する様子も収録されており、やはりこの人は今も難病と闘い続けているのだということをリアルに感じさせられました。
でも、自分が病を抱えていることを隠さず、周りの人たちの協力と理解を得て前向きに生きていこうとしているマイケルの姿勢が伝わってきて、健康そのものの私でさえも、何か勇気付けられるような気がしました。
そういえば最近アメリカでマイケルが出演しているCM(難病治療のための幹細胞研究を支持する民主党候補の応援CMだそうです)が話題になっているんですよね。
これ↓ですね(動画リンク貼るの初めて♪)

それにしてもマイケルの英語はかなり聞き取りにくくて参った…。
発音が不明瞭なんですよね〜。
最初に聞いたときは何を言ってるのかほとんど分かりませんでした。
スクリプト見たらそんなに難しいことは言っていないのに…。
上のCMではそれほどめちゃくちゃ聞き取りにくいってこともないので(聞き取りやすいってこともないけど)、録音環境の関係もあったのかなぁ。


2人目のシャーリーズ・セロンさんのインタビューを聴くのはたぶん2回目だと思います。
最初に聴いたインタビューでの、「暴力を振るう父から自分(シャーリーズ)を救うために母が父を射殺した」という話があまりにも衝撃的すぎて忘れられません(^_^;)
すさまじい家庭環境だなぁとは思いますが、その分自分を命がけで守ってくれた母との絆は固いらしく、このインタビュー中でも何度か母親への感謝の気持ちを述べていました。
でも話題の中心は主演映画「イーオン・フラックス」のこと。
この映画、テレビCMがあまりにも印象的だったのでよく覚えているのですが、この映画でのシャーリーズは本当に完璧な美しさですね。
顔の輪郭も身体のラインも肌の滑らかさも瞳の色も、なんだか人間離れしていて、CGなんじゃないかと思ってしまうほどです。
まぁこの作品はあるアニメ作品へのオマージュとして作られたとのことなので、そういうアニメっぽさというか人工的な感じは狙って作られたんでしょうけどね。
ちなみに彼女の英語はほとんど癖のないアメリカ英語で、非常に聞き取りやすいです。
マイケルの不明瞭な英語の後だったから余計に分かりやすいというのもありましたが。


最後は世界銀行総裁のポール・ウォルフォウィッツさん。
世界銀行っていまいち何やっているのかよく分からなかったんですが(勉強不足もはなはだしい…)、現在はアフリカの支援に力を注いでいるんですね。
アフリカというと、日本からは距離的にも心理的にも遠すぎて、なかなか現地の情報が入ってきにくい感じがします。
ですが、中国や韓国や東南アジアの国々が貧困から脱して急激な経済成長を遂げた今となっては、やはり世界の経済支援はアフリカへと集中させていくべきでしょうから、これからどんどんアフリカの置かれている状況について知っていく必要があると思います。
その点でポールさんのお話はとても勉強になるものでした。
特に、日本は過去も現在もアフリカを植民地にしたという事実も下心もなく、非常に中立的な立場で支援できるという点で果たす役割が大きいという話になるほどと思いました。
ヨーロッパの国々が行っているアフリカへの支援は、植民地時代の罪の清算という意味合いが強いのですね。
ちょうど日本が中国などに対して行ってきた経済支援と同様ですね。
確かに、それでは中立的な立場とは言えず、支援する方もされる方もわだかまりが残ってしまうような気がします。
日本がアフリカ支援において世界から寄せられている期待が非常に大きいことを知り、もっとアフリカについて勉強しなくてはいけないなと思いました。