tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 7月号

7月号のリスニング終了♪
この号のインタビューは、元デスティニーズ・チャイルドビヨンセ・ノウルズさん、俳優のジョージ・クルーニーさん、そしてフェアトレード活動家のサフィア・ミニーさんでした。


まずビヨンセは日本でも人気のある歌手ですね。
最近は女優として映画にも出ているそうで、多才な人です。
テキストによると少々黒人訛りがあるとのことでしたが、あまり違和感なく、聴き取りやすい英語だと感じました。
彼女の話の中ではボランティア活動のことが印象に残りました。
ビヨンセ一人だけではなくて、彼女の家族が共同でボランティア組織を結成して孤児やハリケーン被害者への支援をしているのだそうです。
マクドナルドが運営している福祉組織とも組んでいるそうなので、かなり規模の大きい活動をされているんですね。
こういう話を聞くと思うんですが、日本では有名人が大々的にボランティアや寄付活動をやっているという話はあまり聞かないような気がします。
Act Against AIDSとかap bankとかありますが、「有名人がイメージアップしようとしてるだけ」みたいな批判もけっこうありますし。
でも外国では「金持ちはその稼いだ金を社会に還元すべし」という考え方の方が多いように思うんですよね。
だからヨン様もあちこちに多額の寄付をしていますし(韓国は特に社会貢献度が有名人の人気を左右するんだそうです)、ビル・ゲイツ氏も寄付をするようになってからアメリカ国内での好感度が上がったというし。
なんでしょうねぇ、日本では寄付とかボランティアに対して偽善的なイメージが強いのかしら。
個人的にはお金持ちこそどんどん寄付もボランティアもやってくれ、と思いますけど。
だって私が寄付できる金額なんてたかが知れてるし、貧乏暇なしだし(泣)


2人目はジョージ・クルーニーさん。
う〜ん、渋い。
しかし話の内容はジャーナリズムのこととか政治のこととか国際関係のこととか、かなり堅くて難しい話ばかりでした。
しかもかなりの早口。
頭の回転が速いんでしょうね。
おかげでシャドーイングはかなり難しくて息切れしまくりましたけど。
でも彼の映画は観てみたいなと思いました。
政治や国際関係を扱った社会派の映画ってあまり観たことがないんですよね。
知識不足で途中でついていけなくなりそうな気がするし、映画なんてたまにしか見ないので、どうせなら楽しい映画を…と思って選んじゃうので。
勉強のつもりで一度チャレンジしてみよう。


最後はサフィア・ミニーさん。
彼女はフェアトレード活動(途上国の労働者を搾取するのではなく、正当な賃金を払って作られ、正当な代金で輸入された商品を買おうという活動)を推進する活動家で、実際にフェアトレード商品を扱う店を東京とロンドンで経営している人です。
フェアトレードと言うと私はなんとなくコーヒー豆が思い浮かぶのですが(よく報道されてません?)、もちろんコーヒー豆だけには限りません。
サフィアさんがフェアトレード商品の店を開くことになったきっかけは、イギリスでは食料品に関してはフェアトレード商品が種類も豊富にあるけれど、服もフェアトレード商品にしたいと思って探したら、妙にエスニックなデザインのものしかなく、それで誰もが日常的に着ることのできるフェアトレードの衣料品を自分で扱おうということになったそうです。
これにはなるほどと深く納得させられました。
いくらフェアトレード商品を使いましょうと声高に訴えても、その商品自体に魅力がなかったり質が悪かったりしたら買おうと思ってくれる人も少ないですもんね。
デザインがよくて上質なフェアトレード商品があれば私もぜひ買いたいです。
ちなみにこのサフィアさん、とても声が可愛らしくて、話し方も優しい感じで、あまり社会活動家という感じがしませんでした。