tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

『いぬのえいが 小説・ポチは待っていた』竹内清人

いぬのえいが―小説・ポチは待っていた (角川文庫)

いぬのえいが―小説・ポチは待っていた (角川文庫)


2005年3月公開、かわいく、楽しく、切ない、映画の文庫版。
2005年3月全国公開、映画「いぬのえいが」を一冊の本に…。かわいくて、笑えて、そして切ない、犬の一生とは!? 映画の写真もたくさん盛り込んだ豪華版。

母が借りてきた本を私も読ませてもらいました。
今年公開された映画「いぬのえいが」の中から一匹の犬のエピソードを抜き出して小説化したものらしいです。
写真入りで、文字も大きく読みやすいです。
私は1時間弱で読めました。


とにかくポチが純粋無垢で愛らしい。
自らの勝手な都合でペットを捨てたりする人間に対し、ただひとりの大好きな人間の「ともだち」に会うために旅(?)をするポチの姿が泣かせます。
でも登場する人間の方もそんなに悪い人はいなくてよかった。
ポチの存在に癒され、成長する人物が多く描かれていて、ほっとします。
ただちょっとラストはショックだったなぁ…ハッピーエンドがよかったです(ある意味ではハッピーエンドなんでしょうけど)
でも読み心地は悪くないですよ。
ほっこりした気持ちになりたいときにお薦めです。
☆4つ。