tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

ENGLISH JOURNAL 9月号

すでに11月号が届いているけれど、私はまだ9月号を半分ほど聴き終わったところです。
一時期はだいぶ追いついたと思ったのに、またちょっと遅れ気味だなぁ…。
まぁ無理したら続かないからちょっとくらい遅れてもいいや、っていう気持ちでやってるんですけどね。
やめてしまわないようにだけはしたいです。


さて9月号のハリウッドスターインタビューはラッセル・クロウさん。
タレ目の優しいおじ様って感じの外見ですが、女性問題やら何やらで「ハリウッドの問題児」と呼ばれているのですね(^_^;)
でも演技に対してはとても真剣に真面目に取り組んでいるのだなということがインタビュー内容から伝わってきました。
英語はちょっと訛りがある上に、一語一語をはっきり発音しないタイプの人でだいぶ音が落ちてしまっていて聞き取りづらかったです。
"everyday"を「エブリダイ」と発音していたのでオーストラリア人なのかな、と思ったらニュージーランド人なのだそうで…"AD"(テレビのADと同じだけどここでは映画の助監督のこと)も「アイディー」になってて、"ID"しか頭に思い浮かばず(^_^;)
インタビューアーはアメリカ人のはずだけど、混乱しないのかなぁ。
しかし私もオーストラリアに1ヶ月弱滞在したけど、それほど強いオージー訛りは聞かなかったような気がするけどなぁ。
現地にいる時にはその発音が当り前だから気にならなかったんだろうか。
そういや"this way"を「ディスワイ」と言われた時は最初何を言われたのか分からなかったような記憶はありますが。


9月号はハリウッドスター以外のインタビューがとても充実していてよかったです。
まずはスヌーピーを題材にした大胆なタッチの絵画を多数発表しているトム・エバハートさん。
日本でも展覧会が行われているので、多くの人が一度くらいは彼の作品を目にしたことがあると思います。
スヌーピーの生みの親、シュルツ氏が唯一「ピーナッツ」のキャラを使うことを認め、自ら絵の指導をしたのがエバハートさんなのですね。
シュルツ氏のコピーではなく、「ピーナッツ」の世界観をつぶさない程度のオリジナリティを持つ絵。
簡単そうでとても難しいことではないかと思います。
以前、ドラえもんのキャラクターをモチーフにしたさまざまなアーティストによる絵画展が行われたことがありましたが、私はあれはちょっとドラえもんのイメージからかけ離れてしまっている作品が多いように感じて好きではありませんでした。
エバハートさんの絵はスヌーピーの愛らしさを活かしつつ、エバハートさんならではの表現力で何らかのメッセージを伝えようとしています。
エバハートさんもブッシュ大統領否定派のようで(笑)
「戦争好きで銃が好きで、今手元にある石油を大事に使っていくのではなくもっとたくさん確保しようとしている人間を大統領に選んでしまう国が怖い」…はい、私も全く同感でございます(笑)


最後に、がんの遺伝子変異があることが分かり、がんを防ぐための手段として乳房と卵巣の予防的切除を選択した女性のインタビューには考えさせられました。
アメリカでは、出産を終えた後避妊と病気の予防目的で子宮や卵巣を摘出してしまう女性がけっこういるのだという話は聞いたことがありましたが…。
でも、子どもを産む産まないは別にしても、女性にとって毎月のものがなくなるというのはとても大きなことだと思うのです。
確実にホルモンバランスは崩れるでしょうし、ある意味女性の身体と心のバロメーター的役割を果たしてくれるものがなくなってしまうのは…ちょっと怖いような気がします。
そりゃあったらあったで大変なんだけど。
卵巣がんは発見しにくいので、予防的切除はかなり有効な手段なのだという論も、分からなくはないのだけど。
乳がん検査のマンモグラフィはめちゃくちゃ痛いって聞くし、それを定期的に受けなければならないことを考えたら、切除してしまえば楽かもしれないけど。
何より、遺伝子的にかなりの高確率で将来がんを発症するということが分かっているなら、事前にやれることをやっておくのは大事なのかもしれないけど。
でもそう簡単に割り切って切除してしまえるものかなぁ…と考え込んでしまいました。
これも国民性の違いなのでしょうかね…?