tontonの終わりなき旅

本の感想、ときどきライブレポ。

「SENTIMENTALovers」平井堅

SENTIMENTALovers

SENTIMENTALovers


『LIFE is…』から1年10か月ぶりとなる待望の6thオリジナル・アルバム。
映画『世界の中心で愛を叫ぶ』の主題歌「瞳をとじて」はじめ、「思いがかさなるその前に…」(本人出演CMソング)、「キミはともだち」、「Style」と、シングル4曲を収録。


【収録曲】
01.思いがかさなるその前に…
02.jealousy
03.言わない関係
04.君が僕に憑依した!!
05.瞳をとじて
06.青春デイズ
07.style
08.signal
09.鍵穴
10.nostalgia
11.キミはともだち
12.センチメンタル

平井堅は今最も歌唱力のある若手(?)シンガーではないかと思います。
実力だけではなく、人気もありますしね。
このアルバムはそのタイトルどおりセンチメンタルな気分にさせてくれる名曲が揃っています。
シングル曲以外では「nostalgia」と「センチメンタル」が私のお気に入り。
特に幼い頃の母の思い出を歌った「nostalgia」は泣ける曲ですよ。
また、こうした感傷的でロマンティックなバラードの中に、妙にエロチックな曲が混じっているのも平井堅らしいところ。
カップルで聴くといいムードになるかも??
面白い歌詞が突然出てきたりするのも平井堅のアルバムではお約束ですね。
前作では「世界で一番君が好き?」の歌詞がなかなか衝撃的でした(笑)
今回は「君が僕に憑依した!!」でしょう。
「憑依」という言葉が意表をつきますね。
平井堅といったらバラード、というイメージしか持っていない人は、ぜひアルバムを何作か聴いてみて欲しいです。
きっと印象が大きく変わることでしょう。


ところで紅白では何を歌ってくれるんでしょうね?
やっぱり今年の売り上げ1位曲「瞳をとじて」が順当なところでしょうか。
私個人としては「思いがかさなるその前に…」を歌って欲しいところなんですが、ちょっと特定の商品のイメージが強すぎてNHK的に問題ありそうですよね…。
このアルバムでようやくまともに「キミはともだち」を聴いて、これもいいなぁと思ったのですが、よく考えたらこれ生で歌うのは不可能ですよね?
全ての音と声を平井堅が出しているというのが売りなんだから、せっかくの紅白の舞台でカラオケでやられたりしたら興ざめだし。
もし生でやろうとすると、平井堅が100人(!)は必要だそうです。
想像するとコワイな…(笑)